カッティングエッジな音楽とビジュアルの安田芙充央(FumioYasuda)と荒木経惟のコラボレーション「死の先にある生」。
ドイツを中心にヨーロッパでユニークな活動を行なっている作曲家&ピアニスト・安田芙充央がアラーキーの撮りおろしの574枚の写真映像と渋谷ヒカリエでコラボします。
安田芙充央の音楽とアラーキーの写真映像。気鋭のインプロヴァイザー達が繰り広げる一夜。
この冬、ニューヨークで大評判を呼んだイベントの凱旋公演です。
ネガを傷つけられた写真群。分離された人間ノ関係性。
花の写真のラストシーン。すさまじいまでの生の過剰。
「死の先にある生」というタイトルには、3/11が大きくかかわっています。
NYでの会場は奇しくも、3/11の直後に、ヨーコ・オノ、RYUICHI SAKAMOTO、 ノラ・ジョーンズなどを集めてチャリティコンサートを行なった、ニューヨークの前衛音楽シーンの仕掛人、ジョン・ゾーン。彼のライブハウス、THE STONEで行われ、そのパフォーマ ンスは絶賛されました。
今回の渋谷ヒカリエ公演では、7人のミュージシャンによって演奏される安田芙充央の音楽と、200インチのスクリーンに投影されたアラーキーの写真映像が圧倒的な力で迫ります。
音楽は安田芙充央自身によるピアノ、今注目の清冽なヴォイスヴォーカルのakimuse(アキミューズ)、SAXOPHOBIAによるサクソフォーン四重奏による斬新な音色の感覚、日本のインプロの重鎮ベーシスト井野信義というエキサイティングな顔ぶれです。
アラーキーの写真映像と安田芙充央の音楽が濃密な時間をクラッシュさせ、自在な想像力で生に向かうエナジーを7人のインプロヴァイザーがパフォーマンスする注目のライブです。
安田芙充央(Fumio Yasuda)〈Compose , Piano〉
安田芙充央は現代音楽やフリージャズの世界からキャリアをスタートし、現在はヨーロッパを中心に活躍している作曲家・ピアニスト。作品はピアノ協奏曲、名手テオドロ・アンゼロッティとバーゼル室内管弦楽団によって初演されたアコーディオン協奏曲、多数のオーケストラや室内楽曲作品がある。そのどれもが注目されており、オペラの翻案、映画音楽、ジャズピアニストとしても超一流の腕を持っている。
名プロデューサー、ステファン・ウィンター率いるドイツWinter&Winter レーベルから7枚のリーダーアルバムをリリースしている。
荒木経惟(Nobuyoshi Araki)〈写真映像〉
akimuse(アキミューズ)〈Vocal,Voice〉
ヴォーカル・ヴォイス、シンガーソングライター。荒木経惟氏の写真と音楽作品「アラキネマ」や海外の映画のエンディングテーマでヴォーカリストとして注目される。2011年12月にCD「akimuse」をリリース。その独特なヴォイスは天使の歌声と称される。
井野信義(Nobuyoshi Ino)〈Contrabass〉
ベーシスト。ドイツのメールスジャズフェスティバルに出演し海外でも高い評価を受ける。ベルリンジャズフェスを皮切りにヨーロッパのほとんどのジャズフェスに出演。日本のインプロ界の重鎮。
SAXOPHOBIA (サキソフォビア)
様々なシーンで活躍する個性派サックス奏者が集まり、ひとりひとりの個性を念頭においてなされている代役不可能のアンサンブル。
サックスの他、フルート、バスクラ、篠笛などを駆使した多彩なサウンドで注目を集める。
member: 緑川英徳〈alto sax,soprano sax〉、岡淳〈tenor sax 〉、井上JUJU博之〈baritone sax soprano sax〉、竹内直〈tenor sax ,bass-cl〉