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01/COURT

セルフレスキュートレーニング~大規模災害発生後72時間を生き残る知識と技術~

講師:浅野 竜一

会 期 2013年9月25日(水)
時 間 19:00 - 21:00
場 所 COURT
料 金 3000円
定 員 60名
事前申込
シブヤ大学Webサイト http://www.shibuya-univ.net/class/detail.php?id=908 より、お申込ください。
主 催 NPO法人シブヤ大学 × Project72
規模災害発生後72時間は、自助・共助による防災を公的にも求めています。
また「72時間」という目安は、人の生命の維持可能限界であるため、72時間以内に生命の安全が脅かされない環境に身を置く必要があります。
個人のサバイバル能力を高め、公助のはじまる72時間後までをどう生き延びるか?
それが、大規模災害時の防災における、個人レベルでの課題です。
 
▼震災後72時間を生き残る5つの行動基準:
大規模災害発生時、誰からも指示はきません。どこからが集団行動で、どこからが自助活動かの基準はなく、発災後、生命の危険を感じた段階で自分自身で判断しなくてはなりません。
通常の生活が全く送れない異常事態、つまり行政に頼れない、インフラに頼れない、情報に頼れない。自らが判断し、行動しなくては、死に直結する可能性のある状況。
そんな状況下で、死に直結する可能性を消すために、本授業では、次の5つの行動基準について、基本となる考え方を学びます。
 
 1. 自分の安全を絶対優先する。
   ~異常事態下では通常の正義感や倫理観は捨てよ~
 2. サバイバル3原則を守る。
   ~体力・体温・水、生命を脅かす基本条件を知る~
 3. 自分の置かれた状況を認識し、理性的な判断をする。
   ~場所・時間・人間を見極めることで生存確率を上げる~
 4. 自分の安全に関わる情報以外の情報処理は必要なし。
   ~優先すべきは半径30m、事前にわかる情報はあらかじめ調査・共有を~
 5. 決まった行動などない。
   ~取るべき行動はケースバイケースである~
 
▼講義内容:
 ・首都直下型地震で東京はどうなるのか?
 ・理想的な危機管理の段階と、段階別に見る対策の推移≠現在の対策
 ・災害を生き残れ!! 自助能力とは
 ・サバイバルの条件
 ・生存の可能性を高める対策の作成 (地理的条件・時間軸・取れる行動の分析)
 ・自分で作成する防災マップと避難計画

浅野 竜一

ミッショントレーナー / 危機管理コンサルタント
元千葉県警察官。退官後、米国にて警護及びRisk Management(危機管理)を習得。
警備会社にて都内某企業幹部及び複数の依頼主の身辺警護をへて、1997年より株式会社ナイキジャパン危機管理担当部署設立。(長野オリンピック及び2002ワールドカップ ナイキジャパン危機管理及び警備責任者)      
2007年株式会社ZOAS設立。企業危機管理及び官公庁に対してコンサルティングを提供する。防衛省における海外派遣部隊に対するミッショントレーナー兼演習オブザーバー(評価分析担当)として2007年より技術提供及び訓練作成と指導を実施する国内唯一の民間企業。2012年からは教育部隊や航空部隊に対しても教育が開始。