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01/COURT

幸福って何だ?

講師:伊藤剛(ASOBOTinc. 代表取締役/シブヤ大学 理事)、川内有緒(ノンフィクション・ライター)、二神 恭一(公益財団法人荒川区自治総合研究所 理事・所長)、山田 貴宏(一級建築士事務所 ビオフォルム環境デザイン室 代表)

会 期 2014年2月22日(土)
時 間 14:00 - 17:00
場 所 COURT
料 金 無料
定 員 100名
事前申込
シブヤ大学webサイトより申込受付いたします
http://www.shibuya-univ.net/class/detail.php?id=953
主 催 公益財団法人ハイライフ研究所 共催:NPO法人シブヤ大学
2013年9月9日、国連が『世界幸福度報告書2013』を発表しました。幸福度の上位3ヶ国は、デンマーク・ノルウェー・スイス。経済指標GDPの上位3ヶ国であるアメリカは17位で、中国は93位という結果でした。ちなみに、私たちの暮らす日本は43位。先進国の中では際だって低い順位だったようです。「経済の豊かさだけでは幸せにはなれない」。昨今、巷で言われている通りの結果となりました。しかし本来は、ランキングの“結果”自体にそれほどの意味はありません。大事なことは、何がその“基準”となっていたのか、その“モノサシ”を知ることです。
 
そこで本セミナーでは、「幸福のモノサシ(指標)」について改めて考えてみたいと思います。第1部では、「個人と幸福の関係」を考えるために、心理学や経済学などさまざまな分野で研究されてきた『幸福指標』について考えます。続く第2部では、「まちと幸福の関係」について考えるため、実際の事例をもとに“行政”と“市民”の両視点をご紹介したいと思います。
 
「人間の活動は最終的に幸福を目指している」とは、哲学者プラトンの弟子・アリストテレスの言葉。幸福論は、ともすれば“理想論”になりがちなものですが、「幸福指標」について考えるということは、自分の「人生」について“具体的”に考えることにつながるのではないでしょうか。

伊藤剛(ASOBOTinc. 代表取締役/シブヤ大学 理事)

明治大学法学部卒。2001年にクリエイティブ会社『ASOBOT』を設立。「伝えたいコトを伝わるカタチに」をコンセプトに、さまざまなコミュニケーション分野の企画制作を行う。 また、東京外国語大学・大学院総合国際学研究科『平和構築・紛争予防コース』で講師を務め、ボスニア・イラク・アフガニスタンなど紛争国からの留学生に向けて、コミュニケーションの視点から平和構築を考えるカリキュラム『PEACE COMMUNICATION』を担当するなど、研究者としての活動も行っている。
また、2012年度よりハイライフ研究所の特任研究員として「コミュニティ再生」をテーマに活動している。


川内有緒(ノンフィクション・ライター)

日本大学芸術学部卒、ジョージタウン大学にて修士号を取得。コンサルティング会社やシンクタンクに勤務し、中南米社会の研究にいそしむ。その合間に南米やアジアの少数民族や辺境の地への旅の記録を、雑誌や機内誌に発表。2004年からフランス・パリの国際機関に5年半勤務した後、フリーランスに。現在は東京を拠点に、おもしろいモノや人を探して旅を続ける。著作に『パリでメシを食う。』『バウルを探して〜地球の片隅に伝わる秘密の歌〜』(幻冬舎)。


二神 恭一(公益財団法人荒川区自治総合研究所 理事・所長)

1955年3月早稲田大学第一商学部卒業。同大学大学院商学研究科博士課程を了え、商学博士。早稲田大学助手、専任講師、助教授を経て、1969年4月教授。1998年退官、名誉教授。現在、公益財団法人荒川区自治総合研究所理事・所長。ここ数年荒川区民総幸福度(GAH)問題に取り組んでいる。


山田 貴宏(一級建築士事務所 ビオフォルム環境デザイン室 代表)

主に国産材と自然素材を中心とした、地産地消でかつ伝統的な木の家造りを中心とした建築/環境設計を行う。パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくりをめざす。建物とそれを取り巻く自然/コミュニティまで含めた幅広い環境と場づくりがテーマ。NPO法人トランジションジャパンの創立メンバー。
NPO法人 パーマカルチャーセンタージャパン 理事
日本大学生物資源科学部 非常勤講師