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©宇野常寛/PLANETS

Hikarie+PLANETS 渋谷セカンドステージ vol.4 プラットフォームとしての東京―― 建築・交通・情報から考える

川鍋一朗、村上憲郎、門脇耕三、宇野常寛、【司会】吉田尚記

会 期 2014年10月 8日(水)
時 間 19:00 - 21:00
場 所 COURT
料 金 3,000円(9/22までの早期購入割引チケットを2,500円にて販売中)
定 員 120名
事前申込
チケットのお求めはこちらhttp://peatix.com/event/51236/
※残席数次第では当日券も発行の予定
主 催 PLANETS(主宰・宇野常寛)
公式HP:http://wakusei2nd.com/
【問合せ先】担当者:小出整(03-5155-5257)
戦後の東京を大変貌させたのは1964年の東京オリンピック開催に向けての都市開発でした。高速道路や地下鉄の建設、幹線道路の拡幅など、人口の膨張やモータリゼーションに対応する都市と交通インフラの整備がこの時期に大規模に行われました。しかし、あれから50年が経ち、都市インフラのアップデートは急務となっています。2020年、東京。3,000万人という世界一の大都市圏を抱える街は、どのような姿を見せてくれるのでしょうか?
 
第2回の「東京2020」では語りきれなかったこの「都市開発」について、今回はITビジネスの視点から光を当てます。マッキンゼー出身のタクシー王子こと川鍋一朗氏(日本交通代表取締役社長)は、スマートフォン向けのタクシー配車アプリをいちはやく導入するなど、交通インフラに未来のビジョンを持つ唯一無二の存在です。元グーグル日本法人代表で現在は電力ビジネスに関わるなどスマートグリッドに数々の提言してきた村上憲郎氏は、次世代のテクノロジーと都市インフラという観点から東京という街をどう見るのでしょうか。公共住宅の再生プロジェクトにアドバイザー・ディレクターとして多数携わる建築学者の門脇耕三氏は、都市計画をアーキテクチャから読み解くことができる専門家。そこに本イベント主催のPLANETS編集長であり評論家の宇野常寛、さらに司会のニッポン放送アナウンサーで「よっぴー」の愛称で親しまれ、東京生まれ東京育ちの自転車好きという吉田尚記氏を加えた5人が、2020年東京の再改造計画を考えます。
プロフィール
 
川鍋一朗(かわなべ・いちろう)
1970年生。日本交通株式会社代表取締役社長。慶応大学経済学部卒業、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院MBA取得。卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。2000年家業の日本交通に入社。2005年代表取締役社長に就任(業界最年少の34歳時)。『黒タク』『陣痛タクシー』『キッズタクシー』『ケアタクシー』『観光タクシー』導入や『日本交通タクシー配車』『全国タクシー配車』アプリ開発など改革。2014年一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会会長に就任。2007年末には、自ら1ヶ月、タクシー乗務員を経験し、著書に『タクシー王子、東京を往く。-日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」』(文藝春秋刊)がある。
 
村上憲郎(むらかみ・のりお)
元Google日本法人社長 兼 米本社副社長、株式会社 村上憲郎事務所 代表取締役。1947年大分県生まれ。京都大学卒業、工学士号を取得。 Digital Equipment Corporation(DEC)Japanのマーケティング担当取締役などを歴任し、マサチューセッツの DEC 本社にも5年勤務。1997年から1999年の間は、Northern Telecom Japan の社長兼最高経営責任者を務め、Northern Telecomに買収された Bay Networks の子会社である Bay Networks Japanとの合併を成功に導いた。後にNortel Networks Japanと改名された同社において、2001年中旬まで社長兼最高経営責任者を務めた。 2001年に Docent の日本法人であるDocent Japan を設立し、同社の社長としてe-ラーニング業界でリーダーシップを発揮。 2003年4月、Google 米国本社副社長兼 Google Japan 代表取締役社長として Google に入社以来、日本における Googleの全業務の責任者を務めて、2009年1月名誉会長に就任、2011年1月1日付けで退任し、村上憲郎事務所を開設。国際大学GLOCOM主幹研究員・教授。慶應義塾大学大学院特別招聘教授。大阪工業大学客員教授。会津大学参与。
 
門脇耕三(かどわき・こうぞう)
1977年生。建築学者・明治大学専任講師。建築構法、建築設計、設計方法論を専門とし、公共住宅の再生や研究開発などのプロジェクトにアドバイザー/ディレクターとして多数携わる。共編著に『シェアをデザインする』(学芸出版社)、論文に「2000年以降のスタディ、または設計における他者性の発露の行方」(10+1ウェブサイト)、作品に「目白台の住宅」(メジロスタジオと協働)など。
 
宇野常寛(うの・つねひろ)
1978年生。評論家/批評誌〈PLANETS〉編集長。 著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)。『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)。『日本文化の論点』(筑摩書房)、『原子爆弾とジョーカーなき世界』(メディアファクトリー)。共著に濱野智史との対談『希望論』(NHK出版)、石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)。企画・編集参加に「思想地図 vol.4」(NHK出版)、「朝日ジャーナル 日本破壊計画」(朝日新聞出版)など。京都精華大学非常勤講師も務める。
 
【司会】吉田尚記(よしだ・ひさのり)
1975年生、ニッポン放送アナウンサー。慶應義塾大学文学部卒業後、1999年にニッポン放送に入社、制作部アナウンサールームに配属。以来、「オールナイトニッポン」シリーズ、「ミューコミ」などの番組を担当。現在は「ミュ~コミ+プラス」などを担当しており、2012年にはギャラクシー賞DJパーソナリティ賞を受賞。自身のラジオ番組ではTwitterなどネットを積極的に活用し、さらには自らトークイベント「吉田尚記の場外ラジオ #jz2」を開催するなど、その先駆的な取り組みが注目されている。放送業界でも一、ニを争うアニメやゲームのオタクとしても知られる。愛称は「よっぴー」。