プロボノとは、仕事上のスキルや経験を活かして公共的・公益的な活動に関わるボランティア活動のことです。ビジネスパーソンやクリエイターの間で社会との新しい関わり方として注目されています。「プロボノ元年」と言われた2010年から今日に至るまで、大都市を中心に飛躍的な進化を遂げてきた日本のプロボノシーンを振り返るとともに、今回は、日本各地で広がりつつある取り組みやプロボノの新しい参加スタイルに焦点を当て、今後の可能性を展望していきます。
事例紹介では、2014年夏、パナソニックの社員のみなさんが、1泊2日で福島県のNPOをプロボノで応援した「プロボノTOふくしま」をはじめ、東京・大阪のプロボノワーカーが鳥取県のNPOを応援している「ふるさとプロボノ」、さらには、2011年以来、プロボノのコーディネートを地元で運営できる仕組みを構築し独自の進化を遂げている佐賀県における「プロボノSAGAスタイル」の取り組みなどを、実際にプロボノとして関わった人の生の声などをたっぷり聴きながら、ご紹介していきます。
ゲスト・プロフィール
本田 勝之助氏
福島県会津若松市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
本田屋本店 4代目代表取締役。会津若松スマートシティ推進協議会 事務局長。地域を経営するという視点で、会津地方や福島県内を中心に食やモノづくりのプロデュース、ならびに伝統産業のコンサルティングやリノベーション事業を展開している。福島復興のキーパーソン。福島県内の公立学校に対するプロボノ活動にも取り組んでいる。