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〈魔法の世紀〉に、人間の心を動かすものはなにかこれからの〈文化〉のかたちについて
(Hikarie+PLANETS 渋谷セカンドステージ vol.10)

落合陽一(筑波大学助教、メディアアーティスト) 白井暁彦(神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科) 西野亮廣(お笑い芸人) 八谷和彦(メディアアーティスト) 【司会】宇野常寛(評論家、PLANETS編集長)

会 期 2016年1月28日(木)
時 間 19:00
開場時間 18:30
場 所 COURT
料 金 3000円(早期割引などもあります。詳細はチケットページにて)
事前申込
お申込みチケットページはこちらへ→http://peatix.com/event/142745
主 催 株式会社PLANETS
落合陽一氏、白井暁彦氏、西野亮廣氏、八谷和彦氏、宇野常寛が、「21世紀のアート、文化表現とは?」というテーマで語り合うトークショー
コンピュータやインターネットがあらゆる世界を変えつつある今、アートもまた新たなキャンバスとなるメディアの登場により、大変動の時代が訪れようとしています。
 
本イベントは「21世紀のアートとは何か?」をテーマに、自身のフィールドでめざましく活躍する出演者が集まり、正面から意見をぶつけあうトークイベントです。
 
「映像の世紀」と呼ばれた20世紀が終わった今、アートはディスプレイの内側にとどまらず、外側にある物質の世界へと染み出しつつあります。あらゆるものがテクノロジーによりキャンバスへと姿を変え、魔法のような表現力を生み出す…21世紀はまさに「魔法の世紀」と言えるでしょう。
 
毎回100人を超える参加者が集い熱気であふれる“渋谷セカンドステージ”も、ついに10回目を迎えることとなります。記念すべき節目となる今回も、「これからのアート」を語るにふさわしい豪華なメンバーを迎えることができました。
 
2015年にWorld Technology AwardのIT Hardware部門を受賞し、テレビ出演や雑誌掲載をはじめ活躍の場を広げる、筑波大学助教でメディアアーティストの落合陽一氏は、本テーマに欠かせないキーマンです。初の著書『魔法の世紀』も大きな話題となっています。
 
さらに、『白井博士の未来のゲームデザイン』著者で、神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科の白井暁彦氏をゲストに迎えます。白井氏は、エンタテイメントシステム、コンテンツ工学の研究を中心に、メディアアート、インタラクティブ技術、バーチャルリアリティ、多重化映像システムなど幅広い分野の最前線で活躍する一人です。
 
人気お笑いコンビ“キングコング”のツッコミを担当し、自身もアーティストとして絵本を出版するなど、マルチな活躍で注目を集める西野亮廣氏は、独自の立ち位置でアートを語ることになるでしょう。渋谷セカンドステージ初参戦となるトークに期待です。
 
メールソフト「PostPet(ポストペット)」の生みの親として知られ、近年も『風の谷のナウシカ』のメーヴェの実機を作る「OpenSkyプロジェクト」で注目を集めるなど、日本を代表するメディアアーティストである八谷和彦氏は、日本におけるメディアアートの歴史を知る生き証人でもあります。
 
これからのアートはどうなるのか? 21世紀の“文化表現”はどうあるべきなのか? それぞれの思いがぶつかる激論が渋谷ヒカリエでいよいよ始まります!

プロフィール

落合陽一(おちあい・よういち)
1987年東京生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程を飛び級で修了し、2015年より筑波大学に着任。コンピュータとアナログなテクノロジーを組み合わせ、新しい作品を次々と生み出し「現代の魔法使い」と称される。研究室ではデジタルとアナログ、リアルとバーチャルの区別を越えた新たな人間と計算機の関係性である「デジタルネイチャー」を目指し研究に従事している。
音響浮揚の計算機制御によるグラフィクス形成技術「ピクシーダスト」が経済産業省「Innovative Technologies賞」受賞,その他国内外で受賞多数。
 
 
白井暁彦(しらい・あきひこ)
1992年、東京工芸大学工学部最後の写真工学科卒業、1996年、同大学院画像工学専攻卒業。キヤノン(株)、キヤノングループの英国ゲーム関連企業Criterionを経て2001年、東京工業大学総合理工学研究科博士後期課程に復学、2004年に『床面提示型触覚エンタテイメントシステムの提案と開発』で博士(工学)取得。(財)NHK‐ES、フランスLavalでのVRによる地域振興、日本科学未来館科学コミュニケーターを経て、現在、神奈川工科大学情報学部情報メディア学科准教授。専門はエンタテイメントシステム、メディアアートの工学教育。著書に『WiiRemoteプログラミング』,『白井博士の未来のゲームデザイン ―エンターテインメントシステムの科学―』など。
 
 
西野亮廣(にしの・あきひろ)
お笑いコンビ”キングコング”のツッコミ担当。コンビでの活動だけでなく、日比谷公会堂での独演会や、ニューヨークで個展を成功させるなど、個人の活動やアート制作も積極的に行う。漫才師。
 
 
八谷和彦(はちや・かずひこ)
1966年4月18日(発明の日)生まれの発明系アーティスト。九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)画像設計学科卒業、コンサルティング会社勤務。その後(株)PetWORKsを設立。現在にいたる。
作品に《視聴覚交換マシン》や《ポストペット》などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード《エアボード》やメーヴェの実機を作ってみるプロジェクト《オープンスカイ》などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。
2010年10月より東京芸術大学 先端芸術表現科 准教授。
 
 
【司会】宇野常寛(うの・つねひろ)
1978年、青森県生まれ。評論家として活動する傍ら、文化批評誌『PLANETS』を発行。主な著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、ほか多数。