器の修繕方法の一つで、陶磁器の割れや欠けを「漆」を使い修理する「金継ぎ(漆継ぎ)」をトーク形式で基礎から学びます。
身近なものでも意外と知らないことは沢山あります。でも、あるきっかけでちょっとわかれば、より面白くなる。D&DEPARTMENTは、ロングライフな「もの・こと」をわかりやすくする勉強会を様々なテーマで開催しています。
今回は、d47 食堂のスタッフも取り組んでいる「金継ぎ」がデーマ。器の修繕方法の一つで、陶磁器の割れや欠けを「漆」を使い修理する「金継ぎ(漆継ぎ)」を学びます。講師には、d47 design travel storeにて金継ぎ教室を開催している岩手県の漆工芸作家・田代淳(たしろじゅん)さんをお招きします。
「金継ぎ」は聞いたことがあるけど、どんな素材で、どうやって直しているの?という素朴な疑問から、最も重要な材料である「漆」のことまで、田代さんによるデモンストレーションも交えて、まずはどんな工程があるのかを知る勉強会です。
d47 design travel store での金継ぎ教室へ参加を検討されていらっしゃる方や、器を修理に出してみたいと思っている方、ご自身で始めてみようと考えている方など、初心者の方に向けた内容となります。実際の技術指導ではありませんが、どんな工程があるのかを知ることで、器が壊れてしまった時の選択肢のひとつに「金継ぎ」を思い浮かべていただくきっかけになればと思います。漆が器を直す「金継ぎ」から「直して長く使う」ことを一緒に考えてみませんか。
講師:うるしぬりたしろ 田代淳(たしろじゅん)
1970 年生まれ。東京都出身、岩手県盛岡市在住。1991 年に女子美術短期大学卒業後、漆の世界に入り、現在は岩手県で漆塗りや金継ぎを行う。2012年よりD&DEPARTMENT TOKYOにて金継ぎ修理の受付やワークショップを開催、2015年よりd47 design travel storeにて金継ぎ教室を開催している。
1996~98 年、および2000年に日本クラフト展 入選。2001年 ドイツTALENTE 2001出品、2003年 木と暮らしの工芸展 審査委員賞受賞