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01/COURT

©Atsunobu Katagiri

片桐功敦展クロージングトーク対談「鎮めの作法〜被災地とアートの関わりについて〜」

赤坂憲雄(民俗学者、福島県立博物館館長)×片桐功敦(華道家)

会 期 2017年4月23日(日)
時 間 15:00 - 17:00
開場時間 (14:30)
場 所 COURT
料 金 1,000円
事前申込
申し込み方法 下記の内容にて、メールでご応募ください。
 宛先:event@tomiokoyamagallery.com
 件名:「4/23トークイベント参加希望」
 本文:お名前/連絡先/参加人数
※募集人数に達し次第、締め切らせていただきます。
主 催 片桐功敦(協力:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト、南相馬市博物館、青幻舎)

CUBEで開催の片桐功敦展「SACRIFICE」関連イベント。民俗学者の赤坂憲雄氏と片桐篤信によるトークイベントです。

2013年、震災から三年目の夏に「みずあおい」という花が福島県南相馬市沿岸部の津波の跡地に咲き乱れるという現象がおこった。この花は環境省の絶滅危惧2類に指定された希少な在来植物。人が干拓した水辺を追われて消えた花が、津波をきっかけに息を吹き返したのだった。人に追われ消え、人が消えると咲く。その無垢な青い花の色には非情な自然の摂理が宿っている。この花をいけてみないか?という誘いが、それから今まで続く、震災後の福島を巡る長い旅の契機だった。実に沢山の花をいけた。津波の跡地に、廃墟に、ゴーストタウンの片隅に、放射性物質を撒き散らした原発が望める丘の上に、、、花たちは当たり前のように咲いていた。
あるべきものが損なわれてしまったという悲しみと、それでもいのちは続いていくという希望。美しい花は震災後に生きるものの心象のように感じられた。振り返るとその行為は、汚された大地と損なわれた命への私なりの祈りだったのかも知れないと思う。東日本大震災から6年目の春。完全な復興からはまだほど遠い福島にまた花が咲く。前しか見ない者の視線にその花は入らない。声も聞こえない。願わくば、しばし歩みを止めて足下に咲く花を見て、耳を傾けて欲しい。(華道家・片桐功敦)

EVENT

【関連イベント】

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片桐功敦 展「SACRIFICE」
〜福島第一原発30km圏内の花たちが語る言葉〜
Hikarie Contemporary Art Eye vol.6 小山登美夫監修
 
会 期 2017年4月11日(火) - 2017年4月23日(日)
時 間 11:00 - 20:00
場 所 CUBE 1, 2, 3
料 金 無料
主 催 片桐功敦(協力:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト、南相馬市博物館、青幻舎)