今回の都市想像会議のテーマは、「家をひらく」。
「住み開き」という言葉もありますが、自分のプライベートをちょっとパブリックにひらくと新しいコトが起こるようです。家をひらくことの意味やコミュニティについてお話いただきます。
第10回目のテーマは「家をひらく」です。
まちの多くは人が暮らす家です。最近、家をひらく人が増えているようです。
「住み開き」という言葉もありますが、自分のプライベートをちょっとパブリックにひらくと新しいコトが起こるようです。小さなコミュニティカフェの機能をもっていたり、子ども食堂のようにしたり……あるいは、親が住んでいた家を残していくために、コミュニティの資産として活用したりということもあります。世田谷区の「岡さんのいえ」はとても有名ですよね。
今回は、「三田の家」「芝の家」など、地域コミュニティの拠点空間に詳しい坂倉杏介さんをお迎えして、家をひらくにはどうしたらいいか、ひらくことの意味やコミュニティについてお話いただきます。
「ひらくってどういうことなんだろう?」と思っている会場の方々と、具体的な開き方についてディスカッションできたらいいなと思っています。興味のある方、ぜひいらしてください。
■登壇者
坂倉杏介(東京都市大学都市生活学部准教授、三田の家LLP代表、NPO法人エイブル・アート・ジャパン理事)
■ファシリテーター
左京泰明(シブヤ大学学長)
紫牟田伸子(編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー)
「都市想像会議」とは?
新機軸(イノベーション)を生むには、想像力(イマジネーション)と創造(インベンション)が必要です。人口減少や高齢化などの課題を抱える日本の都市の未来像を想像し、日本ならではの都市文化を世界に発信できる都市づくりを市民主体で考える場が「都市想像会議」です。
分断されてきた福祉や介護、交通、まちなみ、暮らし、企業・起業などを横断的に議論し、知見をつなぎあわせ、都市に対するリテラシーを育み、都市の神経系をつなぎなおして新しい価値と実践を行うことを目指し、2015年6月1日以来、「マイノリティ」「祭り」「才能」「図書館」「社会的企業」「10代」「観光」「法律」「子どもの遊び」と都市を多様なテーマで切り取りつつ、これからの社会の在り方を見定めたいと思っている人々とともに、公開会議を行っています。