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[すぎなみ大人塾「プラネット・ラボ」共催授業] 私たちの地球温暖化

会 期 2019年11月25日(月)
時 間 19:00 - 21:00
場 所 COURT (ヒカリエ8階)
料 金 無料
定 員 50名
事前申込
シブヤ大学のHPよりお申込みください。
http://www.shibuya-univ.net/classes/detail/1455/
主 催 特定非営利活動法人シブヤ大学 (お問い合わせ:info@shibuya-univ.net

「地球温暖化」という、重要でありながら、スケールが大きすぎて自分事で考えることが難しいイシューを、まったく異なる2つの切り口から考えます。

※本授業は、杉並区の生涯学習事業・すぎなみ大人塾2019総合コース『プラネット・ラボ』との共催授業として開催されます。詳しくはこちらのチラシ(https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/038/31t.ito-planet.pdf)をご覧ください。
 
いよいよ「地球温暖化」が本格的に現実化してきたのではないか。そう感じるような自然災害が、近年多発しています。2017年の九州北部豪雨、2018年の西日本豪雨、そして今年は台風15号や19号によって東日本エリアを含めた広大な地域で被害を受け、その影響はいま現在も続いています。このような災害が起きるごとに「異常気象」と呼ばれて久しいですが、もはや「異常」ではなく「常態」化しているのではないかと不安も募ります。
 
言うまでもなく、私たちにとって非常に重要なトピックであるはずの「地球温暖化」。しかし、スケールがあまりに大きすぎるがゆえに、自分事として考える際にはつい「エアコンの節電を!」といった極端にミクロな話ばかりに集約してしまいがちでもあります。
 
だからこそ、シブヤ大学では改めて真正面からこの「大きさ」に向き合ってみたいと思い、今回の授業ではまったく異なる2つの切り口で「地球温暖化」に迫ってみたいと思います。
 
Part1. 地球温暖化の最前線 〜「気候変動問題」の全体像を知る〜
Part2. 私たちと地球の関係 〜「流域地図」という新しい思考〜
 
Part1では、国立環境研究所の江守正多副センター長をお招きして、まず「気候変動問題」の全体像について解説いただきます。江守先生は、世界中の科学者達により地球温暖化についての最新の分析結果をまとめた「IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)報告書」の執筆にも関わられた方です。普段、私たち市民がなかなか理解しづらいマクロの視点を分かりやすくお話しいただきたいと思います。
 
Part2では、自治体単位の行政地図ではなく、川の流域を軸にした「流域地図」の重要性を提唱してきた慶応大学名誉教授の岸由二先生をお招きいたします。今回の台風19号による水害は、まさに「流域的洪水」とも言えるような広域の自然災害であり、私たち現代人が遠ざけてきた「地球との距離感」を取り戻すためのヒントが、この「流域思考」に詰まっているのではないかと思います。
 
地球温暖化。とても大きく、そして根源的なイシューではありますが、改めてこの機会に学びにきてください。