日本の食文化に欠かせない発酵食品を支えてきた「木桶」を、次世代へ繋ごうと活動する生産者や木桶職人が集結します。
日本の食文化に欠かせない発酵食品を支えてきた「木桶」を、次世代へ繋ごうと活動する生産者や木桶職人が集結します。
「木桶」が絶滅の危機に瀕しています。江戸時代までは、和食のベースとなる醤油、味噌、酢、味醂、酒などの基礎調味料は「木桶」でつくられていましたが、費用対効果が合わないという理由で減少の一途をたどり、最も多く木桶を使って醸造している醤油業界でさえ、全体の1%以下まで落ち込んでいます。このような現状に、再び木桶を増やそうと、食品メーカーや流通業者の枠を超えて多種多様な仲間が集まり続けています。皆が口にするのは、木桶で仕込むと「やっぱり、おいしい!」ということ。今回のイベントで木桶の魅力に触れていただくことはもちろん、木桶にまつわるメンバーが醸し出す前向きで活気に満ちた雰囲気もお楽しみいただけますと幸いです。
木桶職人復活プロジェクト発起人・山本康夫(ヤマロク醤油)
●木桶職人復活プロジェクト
2012年、ヤマロク醤油の五代目山本康夫の呼びかけからスタートしたプロジェクト。木桶に関わる食品メーカーや流通業者、大工や料理人などが集まり、毎年1月に小豆島で新桶づくりをしています。