街中で大学のオープンゼミを行います。社会人や大学生が組織の枠を飛び越えて集い、ゲストの話を聞きながらマジメに楽しく語り合う場です。
「創造的なコラボレーションのデザイン」というテーマを掲げる法政大学経営学部・長岡研究室は、街の中でオープンゼミを展開しながら、大学や企業の垣根を越えた「創造的な対話の場づくり」にチャレンジする、「カフェゼミ」というプロジェクトに取り組んできました。ソーシャル・デザイナー、研究者、アーティストなど、多様なゲスト・スピーカーを迎え、社会人と学生が組織の枠を飛び越えて対話を楽しむ「カフェゼミ」は、自由な雰囲気をもつインフォーマルな場であると同時に、見知らぬ他者との出会いや交流を生み出すパブリックな場であることを目指しています。
▼環境課題への取り組みの大切さはわかるけど、ジブンゴトは難しい?
コロナ禍の2年間はオンライン開催でしたが、2022年11月、リアル空間での「創造的な場づくり」を再開しました。ポスト・コロナの状況を踏まえつつ、新たな「カフェゼミ」を展開していきます。そして、渋谷での初開催となるカフェゼミでは、「zero waste = ゴミ・無駄のない」ライフスタイルの提案を行う活動「530week」の話を聞きます。さて、SDGs への注目の高まりから、環境課題への取り組みの大切さは広く認識されるようになりましたが、それらをジブンゴトと思うのはちょっと難しいなあと思う学生が多いようです。そんなイメージで「530week」のサイトを見ると、こんな言葉にハッとさせられます。
WE ARE NOT “意識高い系”
今回のカフェゼミでは、「530week」の代表・中村元気さんをゲストとして迎え、とても気になるこの言葉の意味を聞いてみることにしました。6 月の夜、渋谷ヒカリエに「環境問題の素人」が集い、「zero waste」を目指した渋谷周辺地域での活動の話を聞きながら、「私たちの居心地のいい暮らし」に思いを巡らし、経済合理性とは異なる価値とライフスタイルの可能性について、マジメに楽しく語り合いたいと思います。