d47 MUSEUMで開催中の企画展「NIPPON UMAMI TOURISM 植生と文化をまるごと味わう風土に還るうまみのデザイン」。その集大成として開催する「NIPPON UMAMI TOURISMのつづくをたべる会」では、各都道府県の郷土料理を伝える出展者の皆さんからお話を伺い、各地の風土や文化に思いを馳せ、みんなで郷土料理をいただきます。
本イベントは、「つづくをたべる会」にもご参加いただく展覧会の出展者の皆さんと「地域の食文化を守り伝える」をテーマに座談会を行います。郷土料理の次世代の担い手や資源の保護、売り方や伝え方など、さまざまな角度からお話を伺い、掘り下げていきます。
「NIPPON UMAMI TOURISM」でご紹介している出展者の皆さまは、郷土料理をつくる人、販売する人、その価値を伝える人など、立場や方法は違えど、その土地の食文化を守り伝える最前線に立ち活動しています。
例えば、栃木の郷土料理・しもつかれの魅力を伝える団体「しもつかれJAPAN」は、しもつかれの精神性を音楽やアパレルなどの表現に発展させ、主催イベントの「しもつかれうぃーく」では7日間で91ものコンテンツを実施しています。東京の郷土料理・佃煮の老舗「つくしん」は、佃島で昔ながらの道具と製法にこだわりつつも、現代の家庭料理の味付けに合わせマイルドに味を変えて提供しています。
そんな出展者の皆さんのお話しから郷土料理の「今」を知り、これからも長くつづいていくためにはどのような取り組みが必要なのか、考えるきっかけになればと思います。
登壇者 : しもつかれブランド会議(栃木)/つくだ煮処つくしん(東京)/茶寮杣径(石川)/合資会社八丁味噌・カクキュー(愛知)/宍道湖漁業協同組合(島根)
※登壇者は変更になる場合がございます。