現代の茶道具を考察することを目的に2012年に初開催され、今年で3年目を迎えた「現代茶湯アワード」。毎年、多くの応募の中から受賞作家が選ばれ、上位作家は百貨店やギャラリーで行われる企画展、一部の作家の方には海外での展示に参加いただきました。
日本の美の集大成として確立した「茶湯(ちゃのゆ)」は、日本人の生活スタイルの変貌や、グローバル化の進展により、その担うべき役割が大きく変化していると言えます。「茶湯」は、欧米の美術史とは別の、アジアの美術のひとつの完成された形として注目されており、この文脈を発展的に継続していくことが、グローバル化に晒される私達の世代が持つ、大きな役割と言えるのではないでしょうか。
本年のアワードでは、主催の一品更屋に加え、茶人 松村宗亮氏、hpgrp GALLERY ディレクター 戸塚憲太郎氏、Gallery OUT of PLACE TOKIO ディレクター 鈴木一成氏を審査員として迎え、「茶湯」の持つ歴史と、「茶道具」としての使い勝手を踏まえ、同時に、現代美術として世界に通用する作品を選抜させていただきます。また、会場となる「渋谷ヒカリエ」も審査に参加いたします。
渋谷ヒカリエ会場では、1次審査通過者の展示と2次審査、アワード受賞式、茶会イベント等が開催される予定です。
詳細はホームページにてご確認ください。