灰色から黒の表面にさまざまな文様が施された、中世・日本海のやきもの。戦国時代に忽然と姿を消し、「幻の古陶」と呼ばれてきた珠洲焼の代表作20点、集結します。
中世・珠洲焼の魅力を凝縮した20点を展示します。珠洲焼は、平安時代末期から室町時代後期にかけて珠洲市を中心に能登半島の先一帯で生産された、中世日本を代表するやきものの一つです。
灰色から黒の表面にさまざまな文様が施され、それは中世の日本のやきもののなかでも特異なものでした。しかし戦国時代15世紀末に忽然と姿を消し、長らく「幻の古陶」と呼ばれてきました。
この展覧会は、2019年は珠洲焼復興40周年および珠洲焼資料館開館30周年を記念したもので、東京でこれだけまとまった点数の珠洲焼をご覧いただくことができるのは初めてのことです。
ぜひ足をお運びの上、中世・やきものグラフィックの世界を堪能ください。
〇イベント
珠洲やきもの講座
日時 9月28日(土)、29日(日)
会場 渋谷ヒカリエ 8階 COURT 予約不要、先着順(25名)
13:00~13:45 「珠洲焼の見方」 森由美[陶磁研究家]& 大安尚寿[珠洲焼資料館学芸員]
15:00~15:45 「陶芸家に聞く、珠洲焼らしさ」
森由美[陶磁研究家] 、篠原敬[陶芸家] 、泉谷満寿裕[珠洲市長](29日のみ)