会 期 | 2019年10月 2日(水) - 2019年10月13日(日) |
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時 間 | 11:00 - 20:00※最終日は19:30まで |
場 所 | CUBE 1, 2, 3 |
料 金 | 入場無料 |
主 催 | CROSSART / CROSSART PROJECT 協賛 Champagne Chassenay d’Arce お問い合わせ info@crossartparis.com / www.crossartparis.com |
メランコリア
アンナ・マディアにとってのメランコリーは、現実の世界に背を向け、自らの内的心情を表現したロマン主義の美学的側面と感受性に深く関係しています。
肖像画家であるマディアが描くメランコリアは、過去でも未来でもない、時が止まった夢と現実の狭間に漂う世界。
肖像画の中の顔を隠した人物は、薄暗い異次元の世界にとらえられているような印象を与えます。
« 絵画に描かれたウールの塊、ドイリー、ウィッグと髪は、絵画の中の人物の顔を隠しながら、夢と現実の間に漂う世界への入り口となるのだ。肖像画はどことも言えない場所、しばしば永遠に続くような夜の世界に捉えられ、「肖像画ではないもの」へと進化する。隠され、否定された顔、それは「個人的な記憶の断片や幻覚が現れる謎めいた場面」を描写する。»
ベラ・アゴスティ 「アンナ・マディア 新たなロマン主義者」より
本展に向けて制作された小さな肖像画を中心に、ノスタルジックな一連のオブジェ、虚構の舞台にたたずむ子供達を描いたシリーズを3つのセクションに分けて展示します。
西洋美術史における巨匠やロマン主義のメランコリーにオマージュを捧げた作品も多く、美術史に興味のある方にも楽しんでいただけるでしょう。
アンナ・マディアの日本では初の個展になります。
この機会に是非ご高覧ください。
アンナ・マディア
2002年にイタリア、トリノのアルベルティナ美術大学で絵画科を卒業。
ロンドンのNational Portrait Gallery – British Portrait Awardファイナリスト (2007年)、 第54回ヴェネチア・ビエンナーレでは«Lo Stato dell'Arte»への出展アーティストの一人として選ばれるなど、国際的な評価も高いアーティスト。ヨーロッパ内外で積極的に活動しています。
2010年にフランスに移り住んでからは、クラシックな肖像画から画風を変え、 Sleepwalkingをテーマに幻想的な人物のポートレートを描いていました。現在は展示タイトルであるMelancholiaをテーマに、肖像画以外にも、タロットカードのシリーズやオブジェを使った作品などの制作にも取り組んでいます。
詳細 : www.crossartparis.com/artist/anna-madia/
展示を記念して、カタログを販売します。
詳しくは、yoko@crossartparis.comまでお問い合わせ下さい。
※10月2日(水) ・ 5日(土) ・ 6日(日)はアーティストが在廊します。
オープニングレセプション
10月2日(水) 17:30 - 20:00