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02/CUBE

3人のキュレーション「美術の未来」Shibuya Hikarie Contemporary Art Eye Vol.15

会 期 2021年6月17日(木) - 2021年6月29日(火)
時 間 11:00 - 20:00
場 所 CUBE 1, 2, 3
料 金 入場無料
日本の美術シーンを新しい視点で切り開く「ヒカリエコンテンポラリーアートアイシリーズ」の第15回目を開催します。
今回のヒカリエコンテンポラリーアートアイ は、3人の方に「美術の未来」というのを念頭に置いてもらって、アーティストを選出してもらい展示してもらうことになりました。その3人は、アーティストでもあり美術批評もしている石川卓磨さん、美術評論家の中尾拓哉さん、インディペンデントでキュレーションをしている水田紗弥子さんです。3人の視点で5人のアーティストが選ばれ、展示されます。それぞれの美術の空間と彼らの美術への希望をお楽しみください。(監修:小山登美夫)
 
 
◆石川卓磨ー伊部年彦
伊部年彦の「顔」のシリーズは、顔を描いたというよりも絵画が顔貌化しているといった方がいい。顔のメッセージは言葉よりも先にこちらにやってくる。この顔たちは風景や異星人のようでもある。ここでは絵画を見るのではなく、顔=絵画たちに出会うのだ。(石川卓磨)
 
石川卓磨(美術家、美術批評) 
1979年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科卒業。最近の評論に「ヒップホップとしての絵画」、その新しさとは? 石川卓磨評「千葉正也個展」(ウェブ版美術手帖、2021年)、「特権的な眠り—福永大介「はたらきびと」展」(『ARTcollectors'(アートコレクターズ) 』、2021年 1月号)、「眠りと彫刻—中﨑透「Human Landscape」展」(『美術手帖』、2020年12月号)などがある。
 
 
◆中尾拓哉ー長田奈緒、玉山拓郎
既製品―レディメイド―を通じて制作を続ける長田奈緒と玉山拓郎。もとになる地点は同じでも、二人の表現は互いに別の次元へと広がっている。複合商業施設で、既製品と既製品によく似たものが反転し、既知と未知が相互に交換し合う、そんな一室をつくりたい。(中尾拓哉)
 
中尾拓哉(美術評論家、芸術学)
1981年生まれ。近現代芸術に関する評論を執筆。特に、マルセル・デュシャンが没頭したチェスをテーマに、生活(あるいは非芸術)と制作の結びつきについて探求している。著書に『マルセル・デュシャンとチェス』(平凡社、2017年)。編著書に『スポーツ/アート』(森話社、2020年)。主な論考に「アート・イン・ザ・ゲーム――ゲームアート前史」(『美術手帖』2020年8月号)など。『NOT FAR』(ニューバランスジャパン)にてス
ポーツとアートについてのエッセイ「ANOTHER DIAGRAM」を連載中。
 
協力:Maki Fine Arts, Anomaly
 
 
◆水田紗弥子ー下山健太郎、野原万里絵
歩き、話し、動き、視点をずらし、大きさを自在に変えることで、現れる象(かたち)をさぐり、ひろい、試しながら創造する野原万里絵と下山健太郎の制作プロセスは「わたくしといふ現象は/仮定された青い有機交流電燈の/ひとつの青い照明です」という宮沢賢治の『春と修羅』の「序」の部分を想起させる。
(水田紗弥子)
 
水田紗弥子(Little Barrel キュレーター)
1981年生まれ、東京在住。フリーランスにて現代アートに関する展覧会、フェスティバル、アートアワードなどの企画・運営、コーディネートに携わる。企画した主な展覧会として「もの・かたり—手繰り寄せることばを超えて」(ヒルサイドフォーラム、2019年)、「Alterspace —変化する、仮設のアート・スペース」(アサヒ・アートスクエア、2014年)、「皮膚と地図:4名のアーティストによる身体と知覚への試み」(愛知芸術センター、
2010年)などがある。
 
助成:アーツサポート関西
 
 
 
<ご来場のお客様へのお願い>
 
○ご来場の際は、受付にて検温を行っております。37.5度以上の方のご入場はお断りさせていただきます。
○ 会場内では、マスク着用・咳エチケットの徹底と、手指のアルコール消毒、⼈と⼈との間隔(1m)を空けるようご協力をお願いいたします。
〇体調が優れない場合や発熱がある場合は、ご来場をお控えください。
〇会場の状況により入場制限を設ける場合がございます。予めご了承ください。
 
お客様には大変ご不便をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 
 

EVENT

Hikarie Contemporary Art Eye vol.15

「3人のキュレーション『美術の未来』」の開催を記念して、アーティストでもあり美術批評家の石川卓磨さん、美術評論家の中尾拓哉さん、インディペンデントでキュレーションをしている水田紗弥子さんを迎え、トークイベントを開催いたします。

 

6月19日(土)トークイベント

時間:15:00〜

会場:渋谷ヒカリエ8階 8/COURT
出演:石川卓磨、中尾拓哉、水田紗弥子、(司会)小山登美夫
・完全予約制、定員50名
・座席の配置は当日の先着順となります。
 
・ご予約はこちらから:https://contemporary-art-eye-event-2021.peatix.com/view
 
※ご予約にはPeatixへのご登録が必要となります。
 
 
[新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い]
・発熱や咳、咽頭痛、だるさや息苦しさなどの症状があるお客様はご遠慮いただいております。受付時に非接触の体温計にて体温測定させていただきますので、ご了承ください。
上記の理由によりご来場いただけなくなった場合、チケットのキャンセルが可能です。
詳しくはPeatix 参加者ヘルプをご覧ください。
・マスクの着用と受付時に手指のアルコール消毒をお願い致します。