「嘗て、人間は月に大砲で行くことを考えました。
今考えれば滑稽な話ですが、ジュール・ヴェルヌの小説『月世界旅行』において空想科学的に書かれたこの絵空事は、その後、科学技術の発展ともに研究が進み、現在では民間で宇宙に到達できる時代となりました。」
—―—角 文平
現在開催中の岡本太郎賞をはじめ、瀬戸内国際芸術祭、いちはらアート×ミックスといった芸術祭、および個展を含む自らの活動の中で、家(住環境)をテーマに作品を展開してきた角文平。今回角は自身の作品を振り返る中で、空想科学的発想がその根本にあったことに気付き、これまでに作った”家”に関する作品を集結させます。そう遠くない将来に、地面を含む住環境の基盤(地盤)が怪しくなる世界が訪れると仮定し、これに対して、空想科学的解決策を作品として示すつもりです。角のこれまでの作品によるクロニクル的な展示となる一方、昨今の民間による宇宙開発の再燃をうけた、宇宙移住計画のテーマに沿って付け加えられた要素が新たな展開を見せる作品群を公開します。技術の先を行く角の発想をお楽しみください。
—―—アートフロントギャラリー
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