会 期 | 2022年5月25日(水) - 2022年6月 7日(火) |
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時 間 | 11:00 - 20:00 ※5月25日は17:00まで |
場 所 | CUBE1, 2, 3 |
料 金 | 入場無料 |
主 催 | CROSSART / CROSSART PROJECT info@crossartparis.com / www.crossartparis.com |
夜空を見上げて
小さなドローイングからウォールペインティングまで、マリー・ルプティは星空のように広がる無限の領域を描きます。作品は繰り返し引かれた交差するラインで構成され、これらの交点が無数の星や幾何学的な星座のように現れます。色が光や大気を与え、幾何学模様が重なり合い、動きと奥行きをもたらすことで、作品の中に宇宙のような空間が静かに広がります。鉛筆で描かれたドローイングとノートブックのシリーズでは、ダンテの『神曲』、E.E.カミングス、チェスワフ・ミウォシュなどの詩から選ばれたテキストが、夜空を背景にランダムに浮かび上がります。そして、遥か彼方から届くシグナルのように私達に語りかけます。Of earthly civilization, what shall we say ? (Tidings, Czeslaw Milosz)
一貫して科学からインスパイアされた作品を制作しているキャロリーン・コーバッソンは、特に天体物理学や宇宙論に興味を持ち、これまでにチリのアタカマ砂漠のパラナル天文台 (『Atacama』 2017年)、マルセイユ天体物理学研究所(『À ta recherche/Looking for you』2019年)など、国内外の著名な科学機関とのコラボレーションを実現してきました。月の隕石、天体図など、科学のデータやイメージ、オブジェをその文脈から解き放ち、本質を抽出しながら再構築して美しいアート作品に変貌させています。彫刻、ドローイング、写真、ビデオと多岐に渡るメディアを通して、限りなく小さいものと大きなもの、人間と宇宙の関係性や未知のもの、起源について問い続けています。
本展では、星をテーマにマリー・ルプティ、キャロリーン・コーバッソンの作品を展示いたします。
2人のフランス人アーティストが夜空を見上げる時、どのように感じてどう表現するのか。彼女達の描く宇宙の世界をお楽しみ下さい。
5月25日はマリー・ルプティが在廊します。
また、彼女のこれまでの作品をまとめたアートカタログ「I saw a point」を販売いたします。
協賛 Champagne CHASSENAY D’ARCE / ART CREATIVE BIZ
Marie Lepetit http://www.marielepetit.fr/
Caroline Corbasson https://carolinecorbasson.com/