講師全員が現代アーティスト!美術教育業界に革命を起こしている【絵画教室ルカノーズ】が渋谷ヒカリエで2回目の展覧会を開催!
展覧会の展示テーマ
今回8/ギャラリーにて、おとな・こどもルカノーズ生徒290名による展覧会を開催いたします。
CUBE1
こどもくらす テーマ
「アンゼルム・キーファー星空のオマージュ」
アンゼルム・キーファーは、現代のドイツを代表する画家・彫刻家です。
ガラス・藁・灰・粘土・鉛・シェラックなど、さまざまな素材を使用して制作しています。
キーファーの描くモチーフは、主に星空や植物など。
キャンバスには土や衣服、稲などの植物を貼り付け、コラージュとも絵画とも取れるような作品が主。
今回参考にする作品「星空」は、庭や道すがら、気になったものを幼い頃によく拾ったことを思い出し、タバコの吸殻やパンクした車輪、ペットボトルや破れたビニールシート、もう着なくなった服などを作品に封じ込め、その上から星空を描いた作品です。
国立国際美術館コレクションの中のフェイバリット。アンゼルム・キーファーの「星空」
今回、子どもたちには、キーファーのようにキャンバスに様々なものを貼り付け、
その上から「心に残る空」を描いてもらいます。
作品を制作する上で、コロナ故のマスクなど、貼り付ける素材や組み合わせで、
社会問題や個人性を直に取り入れることが可能です。
また作家のコラージュ制作を体感することにより、子どもたちには「アートではこんなこともあんなこともできるんだ」ということを感じ取ってもらえることでしょう。
それは子どもたちのこれからの創造力、発想力をさらに豊かにしてくれるはずです。
(こどもくらす講師:江田・青木)
CUBE2、CUBE3
おとなくらす テーマ
「化身(アバター)という自己像」
2020年にはじまったパンデミックはリモートワークやオンライン授業、メタバース空間でのコミュニケーションなど、仮想現実と実生活の融合をもたらしました。
また、昨今のChatGPTや画像生成AIなどの登場により、実生活とデジタルの関わりは急速に深化しています。
ーSNSのアイコンからアバターへ
現在、私達が当たり前に使っているSNSですが、自分を現すイメージとしてアイコンがあります。
このアイコンとは現実世界での「顔」の代わりであり、アート的な視点で見ると「ネット空間の自画像」と捉えることができます。
そして、次に来るといわれているのが第二の自分、いわゆる「アバター」がサイバー空間に存在し、活動するメタバース空間でのコミュニケーションの時代です。今回の企画では現実の自分とは違う、自分の趣味趣向を詰め込んだアバターという「化身」を描くことにより、AI黎明期の2023年、アイデンティティとは何か、人間とは何かを考え、新しい「自画像」として提示します。
なりたい私、本当の私、人間でなくとも良い、形すら無くても良い。そんな人間の内在する自己像の自画像です。