暮らしを見直す贈りもの 三種のグラスセット
今回ご紹介する暮らしを見直す贈り物は同じ形・サイズでも
その素材・作り手・産地が異なる三種のグラスセットです。
この三種類のグラス、たまたま同じサイズが存在していたわけではありません。
一つのグラスへの感動がきっかけで新しい二つのグラスがうまれています。
はじまりは三種の中の一つ「木村硝子店 コンパクトシリーズ」。
薄さ1㎜がもたらす口当たりの心地良さ、繊細な美しさは
お客様をおもてなしする最上級のグラスとして、
長年料亭や旅館で高級ビールグラスとして選ばれてきました。
注ぎ入れた物の温度、揺れる氷の感触を直に感じることができるこのグラスは
ビールやウイスキーなどの冷酒が驚く程美味しく感じられます。
そんな木村硝子のグラスの美しさに感動した北海道の髙橋工芸の職人さん。
その方は木目の美しさをいかした木製食器の作り手でした。
「木でこの美しさを体現できないか」
そう思い、限りなく薄い木製のグラス作りを試みたそうです。
そうして完成したグラスが木製で一番薄い製品の名が付いたKAMIGlassです。
北海道のセンの木をミリ単位の薄さまでロクロで挽いて作られたKAMIGlassは
軽くて柔らかく、白い木肌と細かく美しい木目に温かみがあり
木村硝子とはまた異なる口当たりの優しさと、繊細な美しさを感じる事が出来ます。
コーヒや紅茶などの飲み物を注ぐとじんわりと手のひらに温かさが伝わり
その木の柔らかな風合いがほっこりとした気持ちにさせてくれます。
そんな素敵なグラスの誕生秘話を作り手さんから伺うことができました。
そこでD&DERARTMENTでは、岐阜県の丸直製陶所という磁器を作る職人さんに
「コンパクトシリーズ」「KAMII Glass」と同じサイズ形のもの
をオリジナルで作れないか相談をしました。
そうして試行錯誤してうまれたのが磁器製の「スキトオ」です。
丸直製陶所は古くから薄い磁器の作り手で、
繊細な見た目で丈夫にできたその器に伝統的な模様を色付けした
様々な製品を国内外へ輸出していました。
「スキトオ」はあえてその薄さを実感して頂きたく、模様を入れず真っ白に仕上げ
注いだ飲み物の色が透き通る様子を楽しめるグラスにしております。
カラフルなソフトドリンクや緑茶や麦茶などを注いだグラスを光にあてると
ぼんやりと中が透き通り幻想的な色を感じるグラスになりました。
そんなストーリーをもった三種のグラスをセットにしたのが
今回の「三種のグラスセット」です。
d47design travel storeでは三つのグラスがぴったり入るギフトボックスをご用意致しました。
家での時間を大切にされるご友人
お世話になった方へ
グラスのストーリと共に贈って頂けると嬉しいです。
三種のグラスセット 6300円
(スタッフ 前宮)
