皆さん、こんにちは。
今日も寒いですが、冬は空気が澄んでいるせいかHikarieの8階から見える夕日が毎日とてもきれいです。
日が沈む時間に来店されるのもおすすめですよ。
さて、先日もご紹介しましたが、1月8日から埼玉県 錫光の錫製品をご紹介しています。
今回は錫の特徴をまじえてお話をさせていただきます。
まずは側面から見たときの模様の美しさ。
金鎚(カナヅチ)で作る目(メ)から「ツチメ」と呼ばれている細かい模様は、少しずつ器をずらしながら手作業で刻まれるまさに芸術品。
そのツチメの模様に光があたり、テーブルには錫独特のやわらかな光が映し出され見ているだけでうっとりしてしまいます。
錫の器を持ってみると、ほどよい重さで安定感があり手にしっくりとなじみます。
錫は熱伝導率のよい金属です。
冷たいお酒を注ぐと、器が一瞬にして冷たくなり中身の温度がダイレクトに手に伝わります。
お燗をするときは、側面を触るだけで中身の温度がちょうどいいかを確かめることができるのでとても便利です。
錫は水を浄化するといわれ、中国では井戸に錫を沈めていたとのこと。
うまみを損なわずそのものの味を十分引き出す効果もあるため、お酒はまろやかさを増すといわれています。
実際、錫の酒器にお酒を注ぎ10分ほど待ってみると、他の器で飲むお酒と違い雑味がなくなり柔らかな口当たりになっていることがよくわかります。
その違いを体験していただきたく店頭では錫器と磁器の飲み比べを行っておりますので、お気軽にスタッフまでお知らせください。
錫の魅力は写真や文章だけではお伝えしきれないため、是非店頭にお越しいただき「見て」「触って」「飲んで」いただきたいです。
ほとんどの器が桐の箱に入っているため、お祝いなどのプレゼントにも喜ばれそうですよ。
以前ご紹介した酒器揃などの写真は、こちらのブログからご覧いただけます。
今週の日曜日には錫光中村さんに来ていただき、店頭にてご紹介したツチメ模様の実演をしていただく予定です。
是非この機会に、職人技を体験しにいらしてください。
【実演日程】
日程:1月20日(日)、26日(土)、27日(日)
時間:13:00~15:00
皆さまのお越しをお待ちしております。
(スタッフ:三枝)
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NIPPON VISION GALLERY 埼玉県 -錫光の錫器-
会 期 2013年1月 8日 - 2013年2月 3日
場 所 d47 design travel store
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