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05/design travel store

「うるしはじめ、応援します」

 

漆の器というと、高級品や扱いが大変そうというイメージで、自分にはあまり縁のないものと敬遠しがちです。
本日は、そんな方々に是非読んで頂きたい本『 てくり別冊 いわてのうるし 』をご紹介致します。
 
 
 

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盛岡市のミニコミ誌である『 てくり 』とは、岩手県盛岡市の「ふだん」暮らしをテーマに既存の情報誌や広報誌に載ることがない、ちょっとしたうれしいこと、おもしろい人、紹介したいものごとなど、そんな日常の物語たちを集めて紹介している本です。
 
そのてくり編集部のスタッフによる、岩手の漆の完全ガイドとしてつくられたのが、
『 てくり別冊 いわてのうるし 』です。
可愛い猫ちゃんの表紙が目を引く一冊です。
 
 
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漆掻き、木地師、塗師と漆の器ができるまでにかかわる職人さんを訪ね、その工程の写真とわかりやすい説明が読者の漆への理解を深めます。
どんな人たちが、どんな場所で、どのような思いで、ひとつひとつの器をつくられているかを知ることにより、漆への距離が縮まり、実際に使ってその価値を感じてみたくなります。
 
 
当店でも昨年末に開催しました、「 d勉強の会 わかりやすい漆の器 」に合わせ、岩手県二戸市の浄法寺の漆の器を、多数展示販売し、いつもの食卓に漆の器をご提案致しました。
「 d勉強の会 わかりやすい漆の器 」の様子はこちら
 
 
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本のページをひらくと、まず漆のある食卓の写真からはじまります。
食卓にとけ込む漆の器には、お味噌汁はもちろん、冷や奴や酢の物、また洋風のスープやデザートまで、使う人の日常の食卓を感じさせてくれます。
 
特別な時間だけでなく、普段使いで毎日使ってこそ、愛着が湧くもの。
使うほどに生まれる艶や深い色、手に馴染む肌合いなど、器を育てるやさしい時間が、私たちの心をきっと豊かにしてくれるはずです。
 
 
再いわてのうるし 4枚目.jpg
 
 
まずは、『 いわてのうるし 』をお読み頂き、漆のある食卓を感じてみてはいかがでしょうか。
また、d47design travel store、D&DEPARTMENT各店、ネットショップでは、浄法寺の漆の器も各種お取り扱いしております。
 
みなさまのうるしはじめ、応援します。
 
 
(スタッフ:栗山)
 
 
 

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