今日はその新茶のおいしさをご紹介しようと思ったのですが、
とにかく奥深いお茶の世界。
その背景があるからこそ意味があるな、なんて勝手に考えてしまい、
簡単ながら、宮崎のお茶事情をみなさんにお伝えしたいと思います。
宮崎県は、お茶の生産量全国第4位の歴史あるお茶の産地。
高低差のある地形、寒暖の差が激しい気候と、
お茶作りに最適な条件が揃っています。
緑茶から、発酵させる紅茶や烏龍茶まで、バリエーションも豊富に作られています。
といわれても、何だかピンとこないのが正直なところ。
実は、宮崎県で作られる多くのお茶は、
静岡や関西、福岡などの有名なお茶の産地へ、
ブレンド用として出荷されているのが現状。
その産地のブランド茶として発売されてしまいます。
消費者の私たちにとって、「宮崎=お茶」のイメージが低いのは、このためなんです。
これでは生産者のモチベーションがさがり、宮崎のお茶産業がだめになってしまう。
そんな危機感を持って立ち上がったのが、白玄堂さんです。
縁の下の力持ち的に日本のお茶産業をささえてきた宮崎茶を、
きちんとブランド化していこう!と、商品化やPR活動を勢力的に行っています。
その中心人物がこちら。白尾尚美さんです。
宮崎茶プロデューサーであり、緑茶ソムリエでもあり、お茶の先生でもあり、
とにかくお茶のプロフェッショナル。
お茶のことならなんでも答えてくれますよ。
握りたてのお寿司が1番おいしいように、お茶もとにかく淹れたてが1番なんです、と白尾さん。
実演販売では、お客さまに待って頂きながらも、
一杯一杯丁寧に、愛情のこもった淹れたてをふるまってくださいました。
私もいただきましたが、待ったかいがあります!というか、
待っていたことを忘れるくらいにおいしかったです。
明日からの実演販売にも白尾さんにお越しいただきます。
淹れたての新茶と一緒に白尾さんのお茶話もお楽しみください。
お待ちしております。
会期:2013年6月1日(土)〜6月15日(土)
参加費:無料
〈スタッフ:吉田〉