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宮崎のお茶のこと

先週末に行われた宮崎の新茶の実演販売。
みなさんに淹れたての新茶を楽しんでいただき大盛況でした。
テイスティングは明日8日(土)〜10日(月)の3日間も実施いたします。
 
 
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今日はその新茶のおいしさをご紹介しようと思ったのですが、

とにかく奥深いお茶の世界。

その背景があるからこそ意味があるな、なんて勝手に考えてしまい、

簡単ながら、宮崎のお茶事情をみなさんにお伝えしたいと思います。

 

宮崎県は、お茶の生産量全国第4位の歴史あるお茶の産地。

 

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高低差のある地形、寒暖の差が激しい気候と、

お茶作りに最適な条件が揃っています。

緑茶から、発酵させる紅茶や烏龍茶まで、バリエーションも豊富に作られています。

 

といわれても、何だかピンとこないのが正直なところ。

 

実は、宮崎県で作られる多くのお茶は、

静岡や関西、福岡などの有名なお茶の産地へ、

ブレンド用として出荷されているのが現状。

その産地のブランド茶として発売されてしまいます。

消費者の私たちにとって、「宮崎=お茶」のイメージが低いのは、このためなんです。

 

 

これでは生産者のモチベーションがさがり、宮崎のお茶産業がだめになってしまう。

そんな危機感を持って立ち上がったのが、白玄堂さんです。

縁の下の力持ち的に日本のお茶産業をささえてきた宮崎茶を、

きちんとブランド化していこう!と、商品化やPR活動を勢力的に行っています。

 

その中心人物がこちら。白尾尚美さんです。

宮崎茶プロデューサーであり、緑茶ソムリエでもあり、お茶の先生でもあり、

とにかくお茶のプロフェッショナル。

 

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お茶のことならなんでも答えてくれますよ。

握りたてのお寿司が1番おいしいように、お茶もとにかく淹れたてが1番なんです、と白尾さん。

実演販売では、お客さまに待って頂きながらも、

一杯一杯丁寧に、愛情のこもった淹れたてをふるまってくださいました。

私もいただきましたが、待ったかいがあります!というか、

待っていたことを忘れるくらいにおいしかったです。

 

 

明日からの実演販売にも白尾さんにお越しいただきます。

淹れたての新茶と一緒に白尾さんのお茶話もお楽しみください。

お待ちしております。

 

 

会期:2013年6月1日(土)〜6月15日(土)

参加費:無料

 

 

 

〈スタッフ:吉田〉

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