8/

05/design travel store

林工芸 和紙製品のできるまで

hayashi_14.jpg

林工芸の製品1つ1つを手にとってよく見てみると、機械にはできない細やかな仕事の数々が感じられ、

その工程を知ると、どれもはっと驚くものばかりです。

 

昔から続いている提灯を作る技術を活かし、現代の生活にも馴染むもの作り。

その工程の一部をご紹介いたします。

 

 

店内で一番目を引くこの大きな和紙のライト。

hayashi_09.jpg

 

このライトの傘の部分をよく見ると、うっすら水玉模様になっているのがわかります。

hayashi_10.jpg

 

春雨紙という名のこの和紙は、紙漉きの段階で上から雨を降らせることで、

模様になる部分の和紙を薄くしているのです。

上から水を落とすことから、「落水紙」とも呼ばれています。

 

 

続いて和紙でできたこのバック。お花模様の透かしが、中に入れるものによって表情を変え、とてもきれいです。

こちらは、どのように作るのでしょうか。

hayashi_01.jpg

 

紙漉きの段階で今度は模様となる型を紙漉き台の上に設置し、その上から雨を降らせ模様を浮き立たせます。

hayashi_06.jpg

 

 

ペンダントライトや卓上のライト、和紙の花瓶などの形作りは、機械を使わずすべて手作業です。

まずは木製の型に骨組みとなるワイヤーをぐるぐると巻きます。

hayashi_11.jpg

 

型には細かく数字が書いてあり、これがワイヤーを巻いていく順になるそうです。

ベテランの職人ともなると、見なくてもすいすいできてしまうのだとか。

 

 

続いて、和紙を貼り付けていく工程です。和紙と和紙のつなぎ目の間隔を狭くするのが非常に難しいそうです

hayashi_04.jpg

 

口になる部分から木型を外します。

工房には人に背丈をゆうに超えた大きな型もあります。

hayashi_07.jpg

 

 こうして出来上がったペンダントライト。

隙間をなくし、虫が入らないようになっている、ちょっとした工夫ですが嬉しいです。

hayashi_08.jpg

 

和紙の質感や柔らかな光。

店頭で実際手にとって見ていただかないとわからない商品が揃っています。

 

なお、期間中は1,000円以上お買い上げのお客様に和紙でできた紐綴じをプレゼントしています。数に限りがございますので、お早めにご来店ください。

 

お待ちしております。

 

(スタッフ:三枝)

 

 

 

 

COMMENTS