現在、d47 design travel storeでは、京都「金網つじ」を紹介しています。
「金網つじ」が作る料理道具は、焼き網や、豆腐すくい、茶こしなど、料理を引き立てる"脇役"の道具ばかり。
でも、脇役だからこそ品格が大切だと、金網職人の辻徹さんは言います。
「おいしいお豆腐を食べる時に、使う道具がしっかりしていると、何倍もお料理がおいしく感じるでしょう」と
辻さんが見せてくれたのは、菊の模様が編み込まれた豆腐すくい。
こちらはお茶托。
網目が写す影の模様がなんとも涼やか。
グラスを乗せても、持ち上げても、どちらも目を楽しませてくれます。
普段のお料理でも、こんな道具をそっと添えるだけで、一気に自宅が料亭の雰囲気になりそうですね。
こちらは野菜やお餅などを焼く、焼き網。
左の焼き網は、パンを焼くのにちょうどいい大きさで作られています。
とてもシンプルな見た目ですが、長く使い続けられるような一手間が。
網と枠の接合部分をよくみると、網が一本一本丁寧に、枠にくくりつけられています。
普通の焼き網は、網と枠は溶接で繋ぐそうですが、そうすると長年使っているうちに、
接合部分から傷んでしまうのだそうです。
そんなことがないように、溶接はせず、一本一本丁寧に括っているのです。
左が新しいもので、右が2年間使ったものですが、接合部分は、全く傷んでいません。
もし、網が傷んでしまっても、修理をしてくれるそうです。
一つの道具を長く使い、壊れたら修理して使い続ける、そんな長いお付き合いができる焼き網です。
こちらの焼き網を使った金網つじさんオススメのレシピは、生麩や揚げ豆腐、油揚げを焼くこと。
油揚げは、焼いた後、刻んで水菜と和えてドレッシングで頂くとおいしいそうです。
「金網つじ」の紹介は、9月5日まで。
ぜひ、実際の商品を見に店頭にお越し下さい。
d47 design travel store 進藤仁美