日当りのよさ、南向きの急斜面、水はけのよさと、おいしいみかん作りの条件が
3拍子そろっている土地から、濃厚で甘いみかんが届きます。
このみかんのおいしさに惚れ込んだ北野拓さんは、4年前に金八みかんの後継者を
育成することを目的として、作り手である生産者とわたしたち消費者の間に立ち
金八みかんのブランド化をすすめてきました。
おいしいものを作るだけではなく、箱のデザインの工夫や人と人をつなげる
コミュニケーションツールになるような心配りが、このみかんの箱にはたっぷり
詰まっています。
店頭では、みかんの話を聞きながら試食と小袋の販売、贈りものにおすすめのボックスの受注受付も行います。
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「金八みかん」
1972年、和歌山県有田郡金谷町(現有田川町)で栽培された温州みかん。
金屋町の「金」と、品種番号の「k-108号」から「金八みかん」と
名づけられました。特徴は果実を包む皮がとてもうすくて濃厚な味と
食感のよさ。しかし、そのうすさから果実が育つ途中で皮が裂けるなど、
栽培が難しかったために産地化には至りませんでした。
旧金屋町の一部のみで栽培されてきた幻の品種です。