d47 MUSEUMでは、d design travel TOYAMA EXHIBITIONを開催しています。
ミュージアムストアでは、富山県に関連する商品を多数販売しています。
今回はd47スタッフにも愛用者の多い、桂樹舎の和紙で作られた名刺入れをご紹介します。
和紙というと、薄くて破れやすいのでは??
という印象を抱くと思いますが、桂樹舎が使用する和紙は、その昔、富山の薬売りが薬を入れる為
の袋紙として利用していたほど、丈夫でこしのある和紙を使用しています。
他の素材にはない和紙独特のざわついた質感と、馴染みのある柄は、飽きのこないデザインで、
毎日持ち歩くのがとても楽しくなります。
僕は所々に黄色と黒の水玉模様が入った赤色のひし形紋を購入し、愛用しています。
とても軽くて、携帯して持ち歩く際にはほとんど気になりません。
紙なので多少すべりますが、使い込んでいくうちにしっかりと手に馴染んでいきます。
名刺入れは二つ折りタイプで、開くと両サイドにポケットがあります。
桂樹舎の 創業者、吉田桂介さんは、美しい模様を施す為の型紙を彫る作り手で、現在98歳ですが、
今でも現役で型紙を彫られているそうです。
落ち着きのある色彩は、全て手作業で型染めによって生み出されています。
染料が繊維の奥深くまで浸透している為、シワや折れ曲がっても白くならず、きれいな柄を維持できます。
撥水と防汚加工が施されている為、多少の水や汚れにも強いのが大きな特徴です。
実際にどのくらい使用出来るのか⁇というと
約4〜5年間、日常的に継続して使用しても大丈夫だということです。
4年ほど使用している名刺入れを見せて頂いた事がありますが、多少使い込んで毛羽立った様子は
見られましたが、傷や汚れ、痛んだ箇所など、ほとんどありませんでした。
表面は少しツヤが出て、使い込んでいくとスエードのような質感に育っていくので、
時間をかけて表面の変化も楽しんでいただけるのではと思います。
和紙の良さは、繊維が重なってできた独特なきめ細かさや、手触りの良さ、軽さや、丈夫さだと思います。
桂樹舎の名刺入れを使用してみて、和紙を手にした時に感じる丁寧さや安心感を、ぜひ感じてください。
d design travel TOYAMA EXHIBITIONは、11月17日(日)まで開催しています。
ぜひ、お越しください、お待ちしています。
d47 design travel store 高田