現在、店頭でご紹介している雑木囃子(ゾウキバヤシ)の寄木細工。
前回のブログに続き、3名の若手職人さんの作品をご紹介します。
露木清高さん(34歳)
雑木囃子の作品の中でも一際存在感がある作品。
厚みの異なる木をランダムに組み合わせ、斜めからカッティングした露木さんの作品は、
幾何学模様が整然と並ぶ伝統的な寄木細工にはない、躍動感を感じさせます。
篠田英治さん(31歳)
露木さんの大胆な作風と対照的に、細やかさが特徴的な篠田さんの作品。
篠田さんのひみつ箱は、小さなものでわずか1.5㎝四方の大きさ。
模様の細かさは、思わず虫眼鏡で見たくなるほどです。
箱の側面を決められた順番でスライドさせると蓋が開く仕組みになっていて、
箱に仕掛けられた謎解きに思わず夢中になってしまいます。
蓋が開いた瞬間は、謎が解けた嬉しさと同時に、
小さな箱にぎゅっと詰められた技術の精巧さに感嘆すること間違いなしです。
清水勇太さん(33歳)
こちらは、シンプルなデザインのパスケース。
使い方もシンプルで、カードを1枚差し込むだけ。
でも、蓋もついていないのに、カードは落ちて来ないのです!
秘密は差し込み口の職人技。
カードの差し込み口をよくみると、まっすぐではなく少しカーブを描くようになっていて
パスケースからカードが落ちないようになっています。
シンプルなデザインに確かな職人技が隠されている、粋な作品です。
寄木細工のご紹介は11月8日まで。
ぜひ、店頭でご覧ください。
d47 design travel store 進藤