11月8日(金)までNIPPON VISION GALLERYでご紹介した「神奈川県 新しい寄木細工」。
11月4日(月)には、若手の寄木職人グループ・雑木囃子(ゾウキバヤシ)の小島裕平さんにお越し頂き、
自然の木の色を活かしたブレスレットを作るワークショップを開催しました。
今回の講師小島さんは、雑木囃子の中でも最も若く、現在24歳。
18歳で寄木の道に入り、すでにキャリアは6年目の職人さんです。
作業に入る前に、まずは小田原箱根の寄木細工のお話から。
小田原箱根は、もともと樹種が豊富な土地。
カラフルな模様が特徴の寄木細工は、小田原箱根の豊かな自然に支えられて発展してきました。
小島さんから、「こちらの木はすべて天然の色です」と説明があると、
参加者からは驚きの声が。
また、触ってみると、それぞれに質感も違いさらに驚きました。
そして、早速作業開始。
まずは、自分の好きな木の玉を選び、並べ方を考えるところからスタート。
樹種や玉の大きさ、ブレスレットのサイズを考えながら、皆さん黙々とブレスレットのイメージを作っていきます。
同じ色を続けて繋げる方もいれば、グラデーションになるように繋げる方も。
木の種類を忘れないように、メモを取ったり、写真を撮ったりと熱心です。
ブレスレットのデザインが決まったら、紐に通し、最後に結んだら完成です。
出来上がった作品は、明るめだったり、落ち着いた色合いになったりとそれぞれ違った雰囲気の仕上がりに。
不思議とそれぞれの服装に合った作品に出来上がっていたことが印象的でした。
参加者の皆さんからは、「木の温かみが感じられる」「たくさんの木の色が知れて良かった」
「もうひとつ作りたくなってしまう!」などなど、満足の声がたくさん聞かれました。
モノづくりを通じて寄木細工の基本、自然の木の色を組み合わせるおもしろさを
存分に感じていただけたワークショップになりました。
寄木細工のご紹介は終了しましたが、雑木囃子の作品は、HPでもご覧になれます。
ぜひ、一度、ご覧ください。
■雑木囃子(ゾウキバヤシ)
http://www.zoukibayashi.jp
d47 design travel store 進藤