会 期 | 2014年8月28日(木) |
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時 間 | 20:00 - 21:30 |
場 所 | d47 design travel store |
料 金 | 1,500円 (当日現金にてお支払いください) |
事前申込 | 要 |
8月28日(木) d47 design travel storeでは
産地(新潟 燕三条)をテーマに勉強会を開催します。
d47 design travel store では、生活に必要な道具についての勉強会を開催していきます。
素材や産地、作る人など、毎回テーマを決めて考えていきます。
私たちの生活に必要な道具は、木や漆、土や石、金属などさまざまな素材からできています。
それらは、人の手や機械を介して、漆器や陶磁器に形を変え、私たちの生活を支えてくれます。
その素材や技術、扱い方や作り手について知ることができたら、物を買う前に自分でよく考え、
愛着と覚悟を持って使い始める事ができるはずです。
今回は、産地のはなしです。
新潟の三条市・燕市は、刃物や作業工具、洋食器など金属製品の製造が盛んなことで知られています。
金属製品は、その完成度と材料の持つ印象からか、陶磁器や木工品に比べ、人の手の仕事をあまり
感じることはないかもしれません。産地のものづくりは、成形、溶接、研磨、組み立てなど、専門性のある
分業で成り立っています。効率よく機械を用いる工程ももちろんありますが、使い勝手を左右する仕上げの
工程などは、機械では実現できないことも多く、人の手と目の感覚に委ねられる「ものづくり」なのです。
自身のブランドとして、金属、木工、磁器などの素材を主に、生活道具をデザインしている
「ヨシタ手工業デザイン室」の吉田守孝さんをお招きし、今回は燕市の金属加工技術を活かした
ステンレスでのものづくりやデザインについて伺います。
時間に余裕があれば(財)柳工業デザイン研究会時代に担当された「柳宗理デザイン」キッチンシリーズ
などについても少しお話を伺いたいと思います。
PROFILE
吉田守孝 Moritaka Yoshita
1965年 石川県小松市生まれ
1988年 金沢美術工芸大学工業デザイン専攻 卒業
(財)柳工業デザイン研究会入所/柳宗理に師事、デザインと民藝を学ぶ。
佐藤商事(株)「柳宗理デザイン」シリーズのステンレス鍋、フライパン、キッチンツール、ストレーナー、カトラリー、包丁、耐熱ガラスボール等の製品デザインを手がける。セゾン美術館「柳宗理デザイン」展、東京国立近代美術館「柳宗理~生活のなかのデザイン~」などの企画、会場構成、図録編集等の協力。平凡社「柳宗理―エッセイ」、「Yangi Design」編集、企画協力。
2007年~ 多摩美術大学非常勤講師
2009年〜 センヌキビールバーに出展
2011年 9月 (財)柳工業デザイン研究会退所
2011年 12月 ヨシタ手工業デザイン室設立