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d SCHOOL ワークショップのレポート<大下香仙工房>

2014年8月8日に開催したワークショップの様子をレポートします。

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「大下香仙工房」の大下香征さんを講師として招き、ピンブローチ(ペンダント)を作りました。

 

まずはお話から。

漆芸(しつげい)とは、という話と大下香仙工房の紹介をしてもらいました。

 

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漆芸とは「漆」を使った工芸品のことをいいます。

金銀の文様が豪華な艶のある黒塗りの箱を見た事がある方も多いのではないでしょうか。

その中で、蒔絵という漆で模様を描き金銀の粉をつけて磨くものや、螺鈿という貝で装飾をする技術があります。

そして、大下香仙工房は戦前からつづく漆芸作品の作り手さん。香征さんで5代目となります。

現在、主に漆のアクセサリーを制作しており、伝統的な技法と現代的なデザインを組み合わせ、

今の方に「漆芸」の良さを伝えています。

デザインは香征さん自身が行っており、その愛らしさに感嘆の声が上がりました。

 

 

さて、いよいよ制作に入ります。

今回みなさんが挑戦するのは螺鈿になります。

 

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大下さんに白蝶貝のブローチ型をあらかじめ作ってきてもらい、その中から好きな形を選び、

その表面に漆で模様を描いてから夜光貝や銀のチップで飾っていきます。漆は接着剤の替わりに使います。

 

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まずは大下さんのデモンストレーション。

こんな風に描いていきます、と、するっと漆を白蝶貝にのせて描いていきます。

「できるかなぁ…」とみなさん。不安とわくわくが混じった表情です。

 

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最初に型の表面を磨きます。

 

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そして、紙に下絵を書きます。

どんなのを作ろうか…みなさん想像がふくらんでいるようです。

 

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下絵ができたら、鉛筆で型に直接下書き。

 

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さあ本番。漆を極細の絵筆につけて白蝶貝に模様を描きます。緊張の瞬間…!

 

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が、実は漆が乾くのには一昼夜かかるので何度も塗り直しがききますので心の余裕をもって挑めます。

慎重に、そっと模様を描き、

 

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竹串で小さい小さい夜光貝のチップを取り、

 

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型につけていきます。息をぐっと止めながら…

 

20140808つける.jpg

 

途中で大下さんのお直しも入ります。チップからはみ出過ぎた漆を綺麗に掃除。

 

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目指した柄にに近づいてくると、みなさん、集中力が一段と増します。

出来上がってくる様子は見ているこちらもドキドキします。それにしても皆さん器用!

 

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思い描いた柄になったら完成です!

 

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ほっと安堵の様子。素敵です。

みなさんの、想いと力がこもった作品。

 

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これらを一度、大下さんの工房に送り、さらに磨き上げ仕上げてもらいます。

ブローチやペンダントの金具をつけて出来上がりです。

 

後日、完成した作品が届きました。

 

完成.jpg

とても綺麗な仕上がりです。

自分がつくったアクセサリーはいっそう長く大事にしたくなりますね。

 

 

制作を終えられたみなさん、口々に「ぜひ2回目の開催を!」と言ってくださったのが嬉しく、

漆を使ったアクセサリーの美しさと制作の楽しさを味わっていただけたようで何よりです。

制作中の真剣な姿勢とまなざし、とても印象的でした。

参加のみなさま、大下さん、ありがとうございました!

 

 

大下さんのアクセサリーはd47 design travel storeにてご紹介・販売しております。

ぜひ一度、ご覧になってください。

 


d47 design travel store 薗部

 

 

 

 

 

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