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金継ぎのワークショップ「欠け編」 レポート(1)

d47 design travel storeでは、初めての試みとなる「金継ぎのワークショップ」を開催しました。

 

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「金継ぎ」とは、陶磁器の割れや欠けを、漆を使い修理すること。

愛着のあるよいものを修理して長く使うことも、ひとつの“ロングライフデザイン”です。

 

今回は、5ミリ以下の「欠け」を直すことがテーマ。

すでに東京店でも講師をされている、漆工芸家の田代淳さんを岩手県からお招きし、

d47金継ぎ部がサポートに入りました。

 

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まずは、漆の話や金継ぎの道具についての説明です。

 

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修理した器は、「漆器」と同じ扱いだそうです。

食洗機や電子レンジ、タワシ・クレンザーは使わず、直射日光や長時間水に浸すことも避けましょう。

せっかく修理する器ですので、大切に使っていきたいですね。

 

 

下準備が始まりました。

 

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表面に小さなピンホールがあるものや貫入のものなどは、欠けた部分以外に漆が入り込まないよう、

欠けのまわりをマスキングテープでとめます。

 

次に、欠けを埋める「錆(さび)」を作ります。

 

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砥の粉と水をミックス。

 

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硬めに混ぜます。

 

ここからは、かぶれないように薄い手袋をします。

作業のしやすさを考えてなるべく手に合うサイズを選んでください。

 

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ガラス板に、砥の粉と生漆を出して、少しずつ混ぜます。

錆は手早くサクッと混ぜるのがポイントです。

(これがなかなか出来ません……)

 

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厚く塗り過ぎないように注意します。

 

錆を付けた器は、濡れた新聞紙や布を入れて、適度な湿気を作った段ボールや衣装ケース、

発砲スチーロールの箱などに保管します。

乾いたと思ったら竹串でチェック。漆なので素手で触ってはいけません。

 

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今日のワークショップは、ここまで。

 

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漆が固まるまでには時間がかかるため、一気に進めることはできません。

 

2月には銀を蒔いて仕上げる作業を行いますが、

その一歩手前まで各自家で仕上げてくることが宿題になっています。

(これが結構大変なんです……!!)

 

見本にと、田代さんがデモンストレーションを行ってくれました。

 

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一度錆をつけ乾いたら、アートナイフで削ります。

錆をつけて乾かして削って……を繰り返します。

 

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最後に錆部分に漆を二度塗りして、宿題は終了です。

 

次回は2月8日(日)。仕上げ編までの間に、金継ぎ部によるサポート日をもうけています。

受講生のみなさん、一緒にがんばりましょう!

 

そして現在、d47 design travel storeでは、1月7日(水)まで

関連特集「NIPPON VISION GALLERY<岩手県 浄法寺の漆>を行っています。

毎日の食卓に合うシンプルな形は、手に持った重さや肌触り、口あたりがとてもいい器です。

色は深みのある溜と朱。毎日使うことでツヤが増し、色の変化も楽しめます。

ぜひ、手に取ってご覧ください。

d47食堂では、浄法寺の汁椀でお味噌汁がいただけますよ。

 

 

 

 

d47 design travel store

澤田

 

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