会 期 | 2016年3月29日(火) - 2016年4月25日(月) |
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時 間 | 11:00 - 20:00最終日は17:00まで |
事前申込 | 不要 |
3月29日(火)より、滋賀県、小川顕三陶房の器をご紹介します。
日本の六古窯の一つである信楽焼。鎌倉時代中期の1270年頃から焼物が焼かれ始めたと言われています。
小川顕三さんは、この歴史ある信楽に生まれ、父である菱三陶園三代目小川青峰のもとで信楽焼を学び、1993年に小川顕三陶房を開窯。息子の記一さんと共に信楽焼の器をつくり続けています。
窯の中に舞う灰が器にかかる事で、釉薬を掛けたように変化するなど、自然の力や素材を活かした味わいのある焼き上がり方が特徴でもある信楽焼。中でも釉薬を使用しないで焼成する「焼き締め」の技法は、信楽焼らしさを感じる魅力の一つでもありますが、一方で器に水分がにじみやすい性質もあります。
この性質を、釉薬を研究することで改善させた小川顕三さん。「信楽らしさ」と「使いやすさ」を両立させた器を生み出しています。その顕三さんから技術や伝統を継承した記一さんは、信楽焼の土味を生かしながら、多彩な釉薬を使用し、現代の生活に馴染む器をつくっています。
時代の変化を意識し、使い手や生活の事、そして「信楽焼らしさ」を考え続ける小川顕三陶房。
ふたりの器を是非、店頭でご覧ください。