日本一のみかんの産地・和歌山県有田地方。1972年に有田の金屋町という町で、
とびきり甘い新種のみかん「金八みかん」が生まれました。
普通の温州みかんより、一回り小さな粒に、とろけるような濃厚な甘みがぎゅっと詰まった「金八みかん」。
赤ちゃんでも食べられるほど皮が薄く、割れば、果汁が溢れてきます。
しかし皮が薄い分、栽培が難しく、育てる農家さんは減る一方でした。
この「金八みかん」に出会った北野拓さんは、このおいしいみかんを未来に残したい!という思いで、
「金八みかん」の販売を始めました。
「金八みかん」のおいしさを伝えるのはもちろんのこと、食べた後もとっておきたくなるような、
可愛らしい「金八みかんダンボール」や、思わず人にあげたくなる時に嬉しい「おすそわけ袋」など、
北野さんが届けてくれる「金八みかん」は、楽しい工夫がいっぱいです。
さあ、今年も金八みかんの収穫が始まります。
とびきりおいしい「金八みかん」を、今年も楽しみましょう!
■”金八みかん”とは
1972年、和歌山県有田郡金屋町(現有田川町)で栽培された温州みかん。
金屋町の「金」と、品種番号の「k-108号」から「金八みかん」と名づけられました。
特徴は果実を包む皮がとても薄くて濃厚な味と食感のよさ。
しかし、その薄さから果実が育つ途中で皮が裂けるなど、栽培が難しかったために産地化には至りませんでした。
旧金屋町の一部のみで栽培されてきた幻の品種です。