会 期 | 2016年12月27日(火) - 2017年1月26日(木) |
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時 間 | 11:00 - 20:00(※1月1日は休業致します。最終日は17:00まで) |
場 所 | d47 design travel store(ヒカリエ8階) |
事前申込 | 不要 |
お酒を嗜む日々の何気ない時間を、より豊かにしてくれる、"錫"の酒器をご紹介します。
店頭でも定番で取扱いのある錫器を手がけるのは、埼玉県川口市にある「錫光」。
素材の仕入れから、錫を流し込む型の製造、ロクロ挽き…等、すべての工程を一貫して行う、
数少ない錫製品の工房です。
時間をかけて一点一点作り出される酒器は、手に馴染む心地良い重さで、
机に置いたときの佇まいは何とも言えない味わいがあります。
不純物を吸収するといわれる特性を持つ錫器でお酒やお水を飲むと、
角が取れ口当たりがまろやかになり、二級酒が一級酒になるとまで言われていたそうで、
高い熱伝導率はお燗をつけるのにも最適です。
「錫光」は、伝統的な製法と意匠を大切に守りながらも、
プロダクトデザイナーや利酒師といった異業種の専門家と積極的に交流し、
今の時代にあった新しい作品づくりに取り組んでいます。
長年受け継がれてきた技術と、若々しく柔軟な精神で、
ただ一心に「良いもの」を求めて制作を続ける「錫光」の手仕事も、
"錫"の魅力とあわせてぜひ店頭でご覧ください。
1987年 先代の光山(こうざん)の独立に伴い設立。伝統的な製法にこだわりながら錫の普及に努めた。
2001年「現代の名工」、2003年「黄綬褒 章」を賜り、組合や団体が無い中、
個人の活動として錫工芸が認知された。
光山亡き後も、毎年20年以上にわたり「彩の国(埼玉県)優良ブランド品」の認定 を維持し、
2007年朝日現代クラフト展に入選するなど、間近に見た現代の名工の技を継承するべく活動を続けている。