1月27日(金)より、佐賀県、森正洋の平形めし茶碗をご紹介します。
1927年佐賀県で生まれた森正洋。1956年に長崎県の波佐見にある陶磁器メーカー白山陶器に入社し、デザイナーとして活躍。
なにを作りたいかというよりも、いまの世の中になにが必要なのか、なにを作るべきなのかを考え、時代や生活の変化に対応した製品を生涯つくり続けました。
今回ご紹介する「平形めし茶碗」も生活の変化に着目した森正洋によってつくり出されました。
径が大きく、浅さが特徴の「平形めし茶碗」。深さのある茶碗は冷めにくいですが、暖房の発達した現代では料理が冷める心配がないことから、今までにない形の茶碗が考案されました。大ぶりで浅い為、ご飯だけではなく、おかずやフルーツなども盛れる、用途の広い器です。
使用目的を限定せず、使い方で使う人の個性を活かしたいという森正洋の思いが、ここにも込められています。