豊かな山に囲まれ、良質な木材を資源に家具の町として知られる旭川。「高橋工芸」はもともと挽き物技術により家具のパーツを製作していました。父のもとで技術を磨いた2代目・高橋秀寿さんが、わずか2mmほどの薄さの木の器「Kami グラス」を製作したことが転機となって、今では器づくりに徹するようになりました。デザイナー大治将典さんや小野里奈さんとのモノづくりにも時間をかけて取り組んでおり、暮らしの中で使いながら試作を重ね、一つひとつ手触りを確かめながら生み出しています。ガラスや陶器とは異なる、木ならではの温もりを感じ、それぞれの表情をお楽しみください。