会 期 | 2018年12月 4日(火) - 2018年12月25日(火) |
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時 間 | 11:00 - 20:00(最終日は17:00まで) |
場 所 | d47 design travel store(ヒカリエ8階) |
事前申込 | 不要 |
貴重な「浄法寺漆」を使った“暮らしの器”をご紹介します。
日本で使われている漆の約97%は中国製。残りの約3%は国産の漆、その7割が岩手県二戸市浄法寺という土地で採集されています。岩手県浄法寺御山の山麓に建つ「滴生舎」は「浄法寺塗」の工房を併設し、「浄法寺漆」を使った漆器や漆芸品を展示販売している施設です。ツヤを抑えた塗りで加飾はなく、私たちが毎日食卓で使うための漆器を製作、販売しています。重要文化財の修復に用いられ手に入れることが難しい貴重な「浄法寺漆」。15年育てた1本の漆の木から採取する漆は約200グラム、牛乳瓶1本分です。「滴生舎」で紹介している漆器のほとんどが、布着せをせずに下塗りから何度も「浄法寺漆」を塗り重ね、ふっくらと堅牢に仕上げています。手に口にしっとり吸い付くような感触は漆ならでは。修理をすることで長く使い続けることができます。
今回、「滴生舎」の汁椀やぐい呑みをはじめ、飯椀、新しく加わった弁当箱、また「浄法寺漆」の復興に尽力された岩舘隆さんや若手作家の器が並びます。