織物、染色、縫製、刺繍など服飾関連全般を得意とするファッション産地、群馬県桐生市。
「リップル洋品店」は、桐生出身の岩野夫妻が手がける衣服のアトリエ兼ショップです。

久美子さんがデザインし、開人(はるひと)さんが染め上げる生地は、時代や世代を選ばない形と、
ひとつとしてまったく同じ色のない多様な色彩が魅力。桐生の職人たちとともに仕上げられる、
一点もの・一生ものの一着です。

月初の七日間だけ展示会としてショップを開放し、
残りの日数はアトリエで製作をしているという独自の営業スタイルで、
毎月たくさんの常連客でにぎわっています。

同じ建物に併設されている「ホライズンラボ」は、お二人の長男・響さん(17歳)が営むコーヒーの焙煎研究所。

"つくことは生きること”という言葉を体現するように、桐生での家族の日々を大切に感じながら、
二つの店舗は支え合うように影響しあっています。

桐生の街並みを望む水道山の断崖で、暮らしに寄り添うものづくりを続ける岩野さんご家族の手仕事を、
d47 design travel storeにて約一ヶ月間ご紹介いたします。