今に寄り添う日用の器、「JICONの白い器」をご紹介します。
佐賀県有田町は約400年前から続く有田焼の産地。
「JICON」はそんな有田で今村製陶、今村肇さんがデザイナー大治将典さんと共に2012年から発表している磁器のブランドです。
古代より中国の白い焼物に憧れた日本の人々は、様々な試行錯誤を続け、その白さを追い求めてきました。
そして約400年前、ついに有田で磁器を焼くための陶石を発見。それ以来有田の人々は努力を重ね、現在まで有田焼を進化させてきました。
しかし一方で、有田の青白く輝く真っ白な器を作るには、選りすぐられた原料が必要。ですが採掘をする上では、有田焼には使えないとされる石も大量に採れてしまいます。
JICONはこれまで有田焼には使えないとされてきた石を使い、原料である陶石の素材感を感じる優しい「生成りの白」を生み出しました。有田焼の伝統と技を受け継ぎながら、産地が抱える課題に取り組み、今の生活に寄り添う、使いやすさと静謐な美しさが同居する「JICONの白い器」。
今村肇さんが作る、新しい有田焼の形をご紹介します。
普段d47ではお取り扱いのない製品が一堂に集まります。
ぜひ店頭でお手に取ってご覧ください。