会 期 | 2019年9月20日(金) |
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時 間 | 19:30 - 21:00 |
場 所 | d47MUSEUM(ヒカリエ8階) |
料 金 | 2000円 |
事前申込 | 要 |
「d design travel KAGAWA EXHIBITION」連動! 「デザインの目線」で編集部が出会ったその土地らしさを1冊の本にまとめた『d design travel』ガイドブック。今回の香川号の取材でもたくさんの香川らしさに出会えました。
醤油、味噌、酢、みりん、酒などの和食に欠かせない発酵調味料は、江戸時代まで「木桶」でつくられてきました。今では工業化が進み、木桶で仕込む発酵調味料は全国でも生産量の1%以下といわれています。醤油の生産量全国5位の香川県では約半数が小豆島でつくられ、1000本以上の木桶が現役で使われています。
今回、江戸末期創業以来約150年、すべての醤油を木桶で仕込むヤマロク醤油の五代目山本康夫さんをお招きして、小豆島の木桶醤油の歴史や発展をはじめ、木桶とタンクでの仕込みの工程や菌、味の違い、また醤油の種類などの基礎知識を学びます。さらに、醸造に使われる大きな木桶を製造する桶屋が全国に1社のみという現状を危惧され、子、孫の世代へ木桶による発酵文化を残そうと山本さんらが立ち上げた「木桶職人復活プロジェクト」の話に至るまで、とことんお話しを伺います。当日は山本さんによる実際の木桶を見ながらのミュージアムミニツアーも開催します。
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山本康夫(ヤマロク醤油 五代目)
1972年小豆島生まれ。大学卒業後佃煮メーカーの営業職を経て小豆島にUターンし、家業のヤマロク醤油を継ぐ。たった一人でつくる醤油はこだわりの2種のみ。毎年1月に木桶仲間が全国から集まり木桶づくりを行ない、子や孫の世代まで受け継がれる醤油づくりを実践。天然もろみ蔵を公開し、木桶仕込みの魅力を小豆島から世界へ発信している。