会 期 | 2012年6月 1日(金) - 2012年7月29日(日) |
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時 間 | 11:00 - 20:00 |
場 所 | d47 MUSEUM |
料 金 | 入場料 一般800円 小・中・高・専・大学生700円 小学生未満無料 |
事前申込 | 不要 |
d47 MUSEUMの第2弾企画は「ニッポン47ブルワリー」を開催。47都道府県の各地域で限定量で生産される地域ブランドのビールと、その生産者たちを一堂に集め、展覧します。
D勉強の会「わかりやすいクラフトビール」
開催日 2012年6月2日(土)
時間 17:00-19:00 (開場16:30)
場所 8/ COURT
料金 3000円
定員 100名
事前申し込み 必要 1)d47 design travel store店頭でお申し込み用紙に記入の上、お申し込みください。
2)D&DEPARTMENT ホームページより受付 お申し込みページはこちら
47試飲会
開催日 会期中の毎週日曜日
時間 18:00-20:00(入場は19:30まで)
場所 d47 MUSEUM
料金 入場料800円+試飲券2500円
定員 定員はありませんが、混雑した場合は入場をお待ちいただくことがあります。
事前申し込み 不要
ミュージアムの展示会場内で毎週日曜日の18時からは全県の展示ビールを一口づつ試飲できる47試飲会を開催します。自分好みの1県を見つけてください。
※試飲用ミニグラスに1県1杯まで試飲できます。
※20歳未満の方はご参加いただけません。
6月2日(土)のd47 MUSEUM「NIPPON 47 BREWERY」記念イベントとして開催された、d勉強の会「わかりやすいクラフトビール」のレポートです。
茨城県常陸野ネストビール醸造師の宮田輝彦さんを講師に迎え、さらにテイスティングアドバイザーとしてクラフトリカーズの吉田茂さんも加わってのぜいたくなイベントとなりました。
講師紹介と展覧会紹介の後、まずはホワイトエールで乾杯から。
勉強会ということで、ちょっと真剣な顔だった受講者も乾杯の瞬間、顔がほころんでいました。
ナガオカケンメイも「飲みながら勉強会ができるのはいいですね。」と嬉しそう。
宮田さんも、「クラフトビールを知るには、楽しみながらというのが大切」と話されていました。
確かに、他のお酒と比べてもビールはひときわ陽気なアルコールですね。
日本のクラフトビール状況、ビールの基本的知識、またビールの歴史等、時にはクイズ形式をとりながら、宮田さんがわかりやすく説明していきます。
それと同時に、なんとナガオカケンメイが宮田さん指導のもとにビールづくりに取り組みました。(正確には、ビールの元となる麦汁づくり。)
ビールの元となる二条麦を潰してから煮込みます。
温度や時間がとても繊細なため、作業中の宮田さんは完全に職人モードの真剣な顔。
香ばしくていい香りの出来上がった麦汁一番搾りは、お客様にもテイスティングをしていただきました。
甘くて、オートミールのような旨味でした。
「正しいビールのテイスティング」は、世界と日本の選りすぐりビールを提供されている吉田茂さんにご指南いただきました。
飲む前にまずは香りを思い切り吸い込んで、そして一番大切なのはやっぱり楽しむこと。
ネストビールの看板商品「ニッポニア」やホワイトエール、沖縄ヘリオスビールのゴーヤドライなどを飲み比べました。
会も進み、質疑応答の時間では酒税法においてのクラフトビールの定義や自生ホップの有無、クラフトビールの流通状況など、突っ込んだ質問が続きます。
皆さんビール好きが集まられた、という感じでした。
最後に、宮田さんからは受講者の方への感謝の言葉、吉田さんからは自分が知らないものにも壁をつくらずに、経験してみようというお話、ナガオカケンメイから、今回の展示で多くの人にクラフトビールの面白さ、奥の深さを感じてほしい、というメッセージで会は幕を閉じました。
大手のビールとは違って、造り手の個性がそのまま出てくるアーティスティックなビール、それがクラフトビールです。
d47MUSEUMでの「NIPPON47BREWERY」では、そんな47都道府県のクラフトビールが、醸造師さんの熱い思いと一緒に観ることができます。
背景を知れば、ビールの味もよりいっそう美味しく感じられます。
皆さん、是非会期中にd47MUSEUMに足をお運びください。
47都道府県のクラフトビール展「NIPPON 47 BREWERY」がはじまり、一週間がたちました。
今回の展示では日本のマイクロブルワリーとその看板商品を、47都道府県という視点から、背景、特質、生産者の思いも含めて紹介しております。
47の美しい真鍮の台が天井に反射し、館内全体が黄金色のビールを思わせるような空間です。
その台に各都道府県のビールがゆかりのある品々と共に展示されています。
好評だったiPodによる音声ナレーション、今回はクラフトリカーズの吉田茂さんとナガオカケンメイの対話形式で、各県ごとのビールの説明が入っています。
その後に続く、各ブルワリーの醸造師さんのお話では、つくり手の考えや存在感がじっくりと伝わってくる内容になっております。
どのブルワリーも魅力にあふれていますが、各地域の気候、自然状況、地域の特色を考えながら見て頂くと、それぞれのクラフトビールの面白さ、美味しさがより感じられるはずです。
限定量生産されるマイクロブルワリーだからこそできる、大手のビールにはない複雑な香りと味わいのクラフトビール。
その原料、作り方のこだわりや各ブルワリーの持つ歴史的背景への知識を深めて、それぞれのビールを味わっていただければ、美味しさの一層の実感、そして新しいおもむきの発見へとつながります。
毎週日曜日の18:00〜20:00は試飲会を行っています。
同フロアのd47 design travel storeとd47 SHOKUDOでは47のビールをご購入、ご賞味いただけます。
ビール好きな方、お酒が好きな方、ただ美味しいものが好きな方もヒカリエ8/ d47MUSEUMに是非、足をお運びください。
6月11日の日曜日にd47MIUSEUMで催された「47試飲会」のレポートです。
開催中の「NIPPON 47 BREWERY」の日曜夜限定イベント、47試飲会では展示されている各県のビールを小型グラスで、お一人様一県一杯ずつ、試飲いただけます。
グラスは小さめでも、全ての県のビールをまわるとかなりの量になるので、参加いただいたお客様の顔はどんどん赤く染まっていきます。
会場はさながらビール好きの集まる交流会に。
団体の方もお一人で来られた方も、「どのビールがいいですか?」「ここはおススメ!」「これは変わっていますよー。」などの会話で盛り上がります。
風味や地域性について歓談されているご家族もあり、真剣に説明を読みビール分析されているカップルもあり、にぎやかしくも落ち着きのあるパーティーのような試飲会となりました。
クラフトビールの展示だけあって、外国人の参加者も何グループかいらっしゃいました。
アメリカ人男性の陽気なお客様に、「素晴らしいアイディアだよ!本当にいいね!」と何度も言って頂きました。どうもありがとうございます。
お客様からの反響、ご意見はd47MUSEUMにとって貴重な糧となっております。
試飲会後、お気に召したビールを購入しようと隣のストアー(d47 design travel store)に急ぐお客様も。
展示されているビールは、併設のd47design travel storeとd47食堂でそれぞれ販売と提供を行っております。
ミュージアムもお店も20:00が閉館です。
味を忘れないうちに好みのビールを手に入れたい方はお気をつけて。
47試飲会へ参加ご希望の方は、日曜日18:00にd47MUSEUMへお越し下さい。
(開始時刻は受付が込み合いますので、15分程前にいらっしゃることをお勧めいたします。)
※現在ブルワリーのない県や樽生での提供しかされてない県の試飲は行っておりません。
また、会場へのおつまみ等の持ち込みはご遠慮お願いしております。
静岡県 ベアードビール(Baird Beer)のジョン チェセンさんがいらしてくださいました。ジョンさんはベアードビールのマネージングパートナーで日本語がとても流暢です。
「NIPPON 47 BREWERY」の静岡県展示ビールは「沼津ラガー」。
実はこのビールのラベルには、沼津魚市場近くにあったいちばん最初のベアードビールブルワリーが描かれているのだそうです。
このラベルは西田栄子さんというデザイナーの方が手がけておられます。
ジョンさんいわく、手で作る版画と同じように手で作るクラフトビールの組み合わせが面白いそうです。
クラフトビールはアーティスティックなビールですね。
かねてから気になっていた「おつまみ」に関して質問してみました。
ベアードビールのビール達には一体どんなおつまみが合うのでしょう?
ジョンさんは大変丁寧に答えてくださいました。
まず、ビールの種類によって合う食べ物は様々です。
(日本酒やワインでもそうですね。)
ベアードに定番商品は10種類前後ありますが、「ライジングサン」のようなホップの効いたペールエールには、スパイシーな料理との相性がいいそうです。
ホップもスパイスなので、ビールが料理の強い香料に負けず、お互いが引き立ち合うということ。東南アジア料理などもおススメだそうです。
ブラウンエールの「アングリーボーイ」にはカラメライズされたお料理が合うとのこと。
焙煎された麦芽の風味に、バターの香ばしいキツネ色の炒め料理など、美味しそうですね。
フルーティーなフレーバーの「レッドローズ」はドライフルーツやチーズのお友達、だそうです。
香り豊かで、ワインのような感覚で楽しめる、ということですね。
さて、展示ビールの「沼津ラガー」にベストマッチなおつまみです。
ラガーは元々ベルギーやドイツのスタイル。
ですので、やっぱりソーセージ!
伝統的にして、黄金の組み合わせです。
クリーミーなマスタードをたっぷりのせた熱いソーセージに、ザワークラウトとマッシュポテト、そして「沼津ラガー」。
最高のテーブル、ではないでしょうか。
その他、「ウィートキングエール」(その名も小麦の王様エール)は都内ピザ屋さんが多く購入されているなど、ビールと食べ物の原料、作り方が呼応しあっている、ということがとても興味深いお話でした。
ジョンさんは「ビールと食べ物が合った時は、お互いがお互いの美味しさを、より引き立て合うもの」とおっしゃっておりました。
47都道府県のビールの美味さを高め合う、自分ならではのゴールデンおつまみ、探してみるのも楽しいのではないでしょうか。
6月17日(日)の試飲会レポートです。
3回目となったd47試飲会。
今回は前回よりも多くの方々にご参加いただきました。
試飲会開始前より、館内にはビールの栓が開くのを楽しみにしたお客様がご来館し、展示を熱心にご覧になっておりました。
たくさんの方のクラフトビールへの興味と熱を感じるひとときです。
今回もバラエティに富んだお客様の層で、ビールにお詳しい方々が男女問わずいらっしゃいます。
外国人の方もよくご参加いただいています。
ひときわビールに詳しそうなイギリス男性の方がいらっしゃいました。
お話してみると、石川県の日本海倶楽部の醸造師コチャスさんとはお友達なんだそう。
来ている服には「CAMRA」の文字。
「Campaign for Real Ale」、イギリスのエール(上面発酵の大麦ビール)の販売促進と伝統的なパブを守る活動に参加されているそうです。
「今日のベスト3ビールは?」と尋ねると、広島県の海軍さんの麦酒「呉吟醸ビール」、大阪府の箕面ビール「W-IPA」、そしてもちろん石川県の日本海倶楽部「奥能登伝説ビール」の3本を挙げてくださいました。
長野県の志賀高原ビールもお好きでよく飲まれるそうですが、今回は試飲会で普段はなかなか飲めないビールが飲めて嬉しい、とのこと。
d47MUSEUMとして、日本にある様々なクラフトビールを味わっていただき、楽しんでいただけるのは喜ばしいことです。
一番最後の沖縄県エリアの前でにぎわっているグループも。
沖縄県のヘリオスビール「ゴーヤーDRY」の味に衝撃を受けていました。
「にが〜い!!」と驚きながらも、楽しそう。
カメラにもとってもいい表情をくださいました。
ビールの醍醐味である、陽気に楽しむということを実感させてくれる、ユニークで面白いビールですね。
今回参加して頂いたお客様、どうもありがとうございました。
あまりに多くのご参加で、ビールを冷蔵庫から運ぶ間、お待たせしてしまったお客様、すみませんでした。
次回のご参加希望のお客様、スタッフ一同、楽しんで頂けるように工夫いたしてお待ちしております。
また、定員はありませんが、参加者多数の場合、状況により入場制限させていただく場合があります。