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04/d47 MUSEUM

学んで、飲んでのクラフトビール勉強会、大にぎわいでした!

62日(土)のd47 MUSEUMNIPPON 47 BREWERY」記念イベントとして開催された、d勉強の会「わかりやすいクラフトビール」のレポートです。

 

茨城県常陸野ネストビール醸造師の宮田輝彦さんを講師に迎え、さらにテイスティングアドバイザーとしてクラフトリカーズの吉田茂さんも加わってのぜいたくなイベントとなりました。

 

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講師紹介と展覧会紹介の後、まずはホワイトエールで乾杯から。 勉強会ということで、ちょっと真剣な顔だった受講者も乾杯の瞬間、顔がほころんでいました。 ナガオカケンメイも「飲みながら勉強会ができるのはいいですね。」と嬉しそう。

 

宮田さんも、「クラフトビールを知るには、楽しみながらというのが大切」と話されていました。 確かに、他のお酒と比べてもビールはひときわ陽気なアルコールですね。 日本のクラフトビール状況、ビールの基本的知識、またビールの歴史等、時にはクイズ形式をとりながら、宮田さんがわかりやすく説明していきます。

 

それと同時に、なんとナガオカケンメイが宮田さん指導のもとにビールづくりに取り組みました。(正確には、ビールの元となる麦汁づくり。) ビールの元となる二条麦を潰してから煮込みます。 温度や時間がとても繊細なため、作業中の宮田さんは完全に職人モードの真剣な顔。

 

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香ばしくていい香りの出来上がった麦汁一番搾りは、お客様にもテイスティングをしていただきました。 甘くて、オートミールのような旨味でした。 「正しいビールのテイスティング」は、世界と日本の選りすぐりビールを提供されている吉田茂さんにご指南いただきました。

 

飲む前にまずは香りを思い切り吸い込んで、そして一番大切なのはやっぱり楽しむこと。ネストビールの看板商品「ニッポニア」やホワイトエール、沖縄ヘリオスビールのゴーヤドライなどを飲み比べました。

 

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会も進み、質疑応答の時間では酒税法においてのクラフトビールの定義や自生ホップの有無、クラフトビールの流通状況など、突っ込んだ質問が続きます。 皆さんビール好きが集まられた、という感じでした。

 

最後に、宮田さんからは受講者の方への感謝の言葉、吉田さんからは自分が知らないものにも壁をつくらずに、経験してみようというお話、ナガオカケンメイから、今回の展示で多くの人にクラフトビールの面白さ、奥の深さを感じてほしい、というメッセージで会は幕を閉じました。

 

大手のビールとは違って、造り手の個性がそのまま出てくるアーティスティックなビール、それがクラフトビールです。 d47MUSEUMでの「NIPPON47BREWERY」では、そんな47都道府県のクラフトビールが、醸造師さんの熱い思いと一緒に観ることができます。

 

背景を知れば、ビールの味もよりいっそう美味しく感じられます。

皆さん、是非会期中にd47MUSEUMに足をお運びください