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04/d47 MUSEUM

静岡、ベアードビールと合うおつまみ。

静岡県 ベアードビール(Baird Beer)のジョン チェセンさんがいらしてくださいました。ジョンさんはベアードビールのマネージングパートナーで日本語がとても流暢です。

 

NIPPON 47 BREWERY」の静岡県展示ビールは「沼津ラガー」。 実はこのビールのラベルには、沼津魚市場近くにあったいちばん最初のベアードビールブルワリーが描かれているのだそうです。

 

このラベルは西田栄子さんというデザイナーの方が手がけておられます。 ジョンさんいわく、手で作る版画と同じように手で作るクラフトビールの組み合わせが面白いそうです。 クラフトビールはアーティスティックなビールですね。

 

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かねてから気になっていた「おつまみ」に関して質問してみました。 ベアードビールのビール達には一体どんなおつまみが合うのでしょう? ジョンさんは大変丁寧に答えてくださいました。 まず、ビールの種類によって合う食べ物は様々です。 (日本酒やワインでもそうですね。)

 

ベアードに定番商品は10種類前後ありますが、「ライジングサン」のようなホップの効いたペールエールには、スパイシーな料理との相性がいいそうです。 ホップもスパイスなので、ビールが料理の強い香料に負けず、お互いが引き立ち合うということ。東南アジア料理などもおススメだそうです。

 

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ブラウンエールの「アングリーボーイ」にはカラメライズされたお料理が合うとのこと。 焙煎された麦芽の風味に、バターの香ばしいキツネ色の炒め料理など、美味しそうですね。 フルーティーなフレーバーの「レッドローズ」はドライフルーツやチーズのお友達、だそうです。 香り豊かで、ワインのような感覚で楽しめる、ということですね。

 

さて、展示ビールの「沼津ラガー」にベストマッチなおつまみです。 ラガーは元々ベルギーやドイツのスタイル。 ですので、やっぱりソーセージ! 伝統的にして、黄金の組み合わせです。 クリーミーなマスタードをたっぷりのせた熱いソーセージに、ザワークラウトとマッシュポテト、そして「沼津ラガー」。最高のテーブル、ではないでしょうか。

 

その他、「ウィートキングエール」(その名も小麦の王様エール)は都内ピザ屋さんが多く購入されているなど、ビールと食べ物の原料、作り方が呼応しあっている、ということがとても興味深いお話でした。 ジョンさんは「ビールと食べ物が合った時は、お互いがお互いの美味しさを、より引き立て合うもの」とおっしゃっておりました。

 

47都道府県のビールの美味さを高め合う、自分ならではのゴールデンおつまみ、探してみるのも楽しいのではないでしょうか。