「47 textiles today」のワークショップが週末に開催されています。
一回目は11月23日に開催された、香川県の讃岐手まり保存会による、
「もみ殻と糸でオーナメントをつくる」ワークショップ。
香川県讃岐地方の伝統工芸「讃岐かがり手まり」のかたちをつくるところから行います。
保存会のみなさんは、普段は表面の飾りの模様をかがるつけるワークショップを開催しているそうなのですが、今回は手まりの元のかたちをつくるところからという、初めてのかたちで開催していただきました。
まずは、和紙にもみ殻を入れます。
これに早速糸を巻き付けていきますが、はじめは優しく、まだ球にはなりません。
和紙が見えなくなるように、糸をバランス良く巻いて行きます。
集中するとつい同じところに巻きがちに。そうするときれいな球にならないので、意外に難しいポイント。
みなさん何個か作るうちに、どんどんコツを掴んで行きます。私自身も体験してみましたが、丸を作って行くって、ものすごい夢中になってしまいました。不思議な感覚です。
出来上がったものは、これからの季節はクリスマスツリーのオーナメントに。
季節がかわれば、そのまま飾ってもかわいらしい、作品が出来上がりました。
二回目は12月1日に開催された、山形県の佐藤繊維による、
「毛糸でつくるオリジナルリースづくり」ワークショップ。
「毛糸」と聞いて想像するものとは全く違う佐藤繊維の毛糸。
普通ではこんなに沢山の種類を一度に触れることはなかなかありません。
指編みや、コサージュのような小物づくりの方法も個別に丁寧にレクチャー。
みなさん、目の前にある沢山の毛糸から、どんなリースにするかのイメージを膨らませていきます。
当日は会場に佐藤繊維のオリジナルブランド「
M.&KYOKO」のデザイナーである今日子さんにもお越しいただき、全体のバランスや、ワンポイントのアドバイスなどしていただきました。
これからクリスマスにかけて、お家にかざっていただけますね。毛糸の部分を取れるようにされている方も多かったので、季節によって飾りをかえたりと、長く使っていただけそうです。
右:参加者の方の作品 左:今日子さんの見本作品
佐藤繊維さんのワークショップは12月15日にも開催します。
次回は「指編みでつくるバック」。開催時間は【14時~16時】、参加費は【3,500円】です。
すでに予約が入り始めていますので、参加希望のかたはお早めに。
もう少し大きめのサイズや、余った糸でコサージュなどの作り方も教えていただけるとのこと。
お申し込みは電話(03-6427-2301)または、d47 design travel store店頭にてお願い致します。
その他にも、様々なワークショップを開催予定です。詳細は
こちらからご覧下さい。
実際に、その土地でつくられている方とお話しながら、自分の手でつくられる作品は、
ずっと大切にしたくなるものが出来上がります。皆様のご参加お待ちしています。
d47 MUSEUM黒江美穂