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04/d47 MUSEUM

47 textiles today 包んで楽しむ

モノを包み、そして運ぶ。届ける。

それらは、布製品の担ってきた重要な役割の一つです。

今回は、包むということに焦点を当てていくつかご紹介致します。

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三重県「丸川商店」の、松坂木綿のあづま袋。

あづま袋とは、風呂敷を縫い合わせて袋状にしたもの。

一枚の布でモノを包む日本の文化に、バッグという西洋の文化が混ざってできたものだそう。

袋状でありながら、口を縛ることで大きさが変えられる、和洋の「いいとこ取り」な形なのです。

エコバッグとしてカバンに忍ばせておくのもいいですし、

籠バックのインナーにしてちらっと見せてもポイントになりそうです。

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滋賀県「シルクライフジャパン」の、浜ちりめんを使用したしずく袋。

滋賀にゆかりのある大津袋をヒントに考案されたそうです。

ご家庭で洗濯可能な「ウォッシャブルシルク」なので、日常使いにも一役立ちます。

リバーシブルのため雰囲気も全く異なるので、結ぶとチラリと見える違う柄がポイントです。

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神奈川県「LINK」の風呂敷は、創業50年の福田捺染がプリントを手がけています。

90×90cmの大判なので、こんな風に結んでバッグにしたり、

また、洋服にも馴染みやすいデザインなのでスカーフとして使用することも出来ます。

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長野県「藤本」の風呂敷は、結城・大島と並ぶ三大紬のひとつ、上田紬の伝統を引継いでいます。

色や柄、染めの厳格な規制がないため、生産者の数だけ個性があると言われている上田紬。

ただお土産を持って行くだけでなく、こんな風にちょっと工夫するだけで、相手の喜びも倍増ですね。

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わたしたちの身近にある布。

袋というかたちになっていなくても、少し工夫をすれば個性溢れるバッグになったり、

包装に使える等、包み方次第でいろいろな楽しみ方が出来ます。

また、一度使って捨てるのではなく、何度でも使う事が出来るのも布物の魅力ですね。

 

素敵な風呂敷などを見つけても、

何に使おうか悩んでしまいなかなか手が出せずにいましたが、

これからは「包む」ということも意識して、選んでみようと思いました。

 

 

d47 MUSEUM 矢島