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04/d47 MUSEUM

「行間」から伝わるもの -益子の文化誌『ミチカケ』-

現在、d47 MUSEUMにて開催中の「文化誌が街の意識を変える展」では、
出展文化誌の編集者によるフォーラムイベントを行っています。

5月25日(日)はその第二回目、栃木県の出展文化誌『ミチカケ』の
編集メンバーによる、フォーラムイベントを開催します。

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なんと、出演者は5人!
2時間の講演を、前半後半に分けて『ミチカケ』をつくる方々が大集合です。
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前半:笹目亮太郎(デザイナー)×矢野津々美(カメラマン)×簑田理香(『ミチカケ』編集長)
後半:髙橋恭司(写真家)×町田泰彦(建築家)
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そんな『ミチカケ』がつくられている、栃木県益子町へ、私も行ってきました!
陶器市が終わって静かな時期。
田んぼには水入れがされて、東京から2時間でこんなに美しい風景。

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「今が丁度良い季節ですよ」と皆さんがおっしゃるのも納得です。
(東京って、「今が一番」っていう季節はあるのでしょうか、、、)

今回は、編集長の簑田さんに出演者のお一人、
建築家の町田泰彦さんのお宅へ行かせていただきました。

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町田さんは、元々鎌倉に設計事務所があったそうですが、
2005年に益子へ事務所を移動し、現在はご自身で建てた家に住まれています。

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町田さんは『ミチカケ』では、「土と土が出会うところ」を担当されています。

創刊号では「南相馬」の喫茶店の話しが書かれいましたが、
初めて読んだときも益子の本なのになんでかなぁ、、、?と思ったのはほんの一瞬で
小説を読むように、どんどん文章に引き込まれていきました。

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“土地の境界をにじませるように旅しながら、「益子」という地場を確かめる。
土の記憶に寄り添い、風の思いを書き留める、旅の物語。”という、このコーナー。
「益子」を直球で伝える良さもありますが、なんとなくその土地の輪郭をなぞるように、
じんわりと伝えて行くような文章は本当に魅力的です。

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建築家でありながら、短編小説や映像制作などにも携わっているとのこと、、、
これは、町田さんについても色々と聞きたい!!

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「僕の写真はいいですよ〜」とどんどん遠ざかっていくところをパシャリ。

そして対談のお相手は、なんとあの、写真家の髙橋恭司さん。
髙橋さんは益子のご出身で、『ミチカケ』の創刊号でも特別寄稿されています。
そんな2人がお話しされるとなると、恐らく『ミチカケ』の
お話しに留まらないのでは、、、。(と期待してしまいます。)

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前半はデザイナーの笹目亮太郎さんのお話しもありますし、
2時間で収まりきるのか、、、?! 盛りだくさんなフォーラムです。

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街の「らしさ」を探しながら、丁寧につくられる『ミチカケ』。
ページをめくるなかで感じる、その土地の自然や人や街並は、
きっと何も書かれていない「行間」からも溢れているのではないでしょうか。
そして、その「行間に」こそ、今地域PRに必要なことのヒントが詰まっていると思います。

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益子『ミチカケ』の「行間」を伝える 1ページ、1ページから伝わって来る益子の魅力

5月25日(日)/ 14:00-16:00(13:30開場)
8/COURT(渋谷ヒカリエ8階) / 参加費2,000円(1ドリンク付)

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お申し込みはWEBまたは、d47店頭、お電話(03-6427-2301)にて受付しております。
皆様のご参加おまちしております。


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d47 MUSEUM 黒江美穂