d47 MUSEUMがある渋谷ヒカリエ8Fでは、現在「TOKYO WANDERING CRAFT 2014」を開催中。
渋谷を、悩みながらも、挑戦する、若々しい感覚が集まる「迷いの街」、SHIBUYA=〈WANDER〉と位置づけ、そこで悩み、共感し、見つける、今までにない物産展が始まっています。
8Fのそれぞれの場所で「迷いと発見」をテーマに様々な企画が行われています。
d47 MUSEUMでは「デザイン物産 2014」として、47都道府県の「工芸」と「食」を集め、
日本のものづくりとデザインの「進化」を見つける展覧会を開催中。
各県ごとに、工芸と食それぞれの「伝統=origin」と「進化したもの=design」を対比させながら、
長く愛されてきたものづくりの力強さと、そのリニューアルのお手本が集まった展覧会です。
梅干しのパッケージといえば、これという「定番のデザイン」
「容器に蓋をしてバンドで留める」という要素は残しながらも、このまま贈り物としても使えるパッケージ
東京の伝統工芸「江戸切子」は色合や、柄の付け方が伝統的。お土産品としての需要だったもの。
伝統的な技術をつかいながら、今の生活、需要に応える新しいかたち
その土地の風土から生まれた伝統あるものと、その流れを大切にしながらも進化する、
それぞれの展示品からは、「何を残して、何を変えるのか」を学ぶことができます。
元々の筆文字の要素を残しながら、新しくデザインされたもの。何を残して、何を帰るか。
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お隣のCOURTでは、お米に焦点を当てたライフスタイルショプ「AKOMEYA TOKYO」による、
お米と共に楽しむ、食品や器、ワークショップなどを開催中。
銀座のお店がそのまま来たようで、お米の楽しみ方、日々の食卓を考えるきっかけになります。
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CUBE1,2では、welfare trade shop「マジェルカ」が扱う、障がいを持つ方々がつくる作品がずらり。
個性溢れる作品は、「特別なもの」という視点ではなく、単純に「かわいい、欲しい」と思う魅力を感じます。
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そして、CUBE 3では、この「TOKYO WANDERING CRAFT 2014」の為に集まった、
ローカルな新しいプロジェクト「迷いと発見のプロジェクト」が開催中。
日本各地で生まれている、その土地の魅力を磨く、3つのプロジェクトが集まりました。
東北からは、「想いを伝える贈り物」をあつめた、TOHOK(とーほく)
京都からは衣類再生プロジェクト Re:(リコロン)
今回は、カバン作家のカガリユウスケが手がけたシリーズを展開。
広島からは、サイクリスト施設のONOMICHI U2 のオリジナル商品と、
メッセンジャーバックブランド「RESISTANT」と作った、バックパックなど。
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その他にも8階では、様々な企画が開催中。
TOMIO KOYAMA ART GALLERYでフランス人アーティストの「JR展」を開催していたり、
d47 design travel storeでは、週末に実演販売や、勉強会を行っていたりと、新しい発見の詰まった期間になっています。
「TOKYO WANDERING CRAFT 2014」は8月25日(月)までの開催。
ヒカリエの8Fで「迷いと発見」の若々しい物産展を体感して下さい。
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d47 MUSEUM 黒江美穂