d47MUSEUMでは、企画展ごとにインターンを受け入れています。
アイデア出しから展示まで、一緒につくっていきます。
d47MUSEUMインターンの花上愛祐美です。
現在開催中の「デザイン物産2014」のお手伝いをしています。
今年の5月から始め、残すところ、あと1ヶ月で卒業します。
インターン初日はいきなり会議の席につきました。
企画展のコンセプトを決める、真剣な場。ナガオカさんの考えがひらめく瞬間。
圧倒され、ただ必死に話についていくことしかできなかったのを、ほろ苦く思い出します。
それから、「もっと自分から関わろう。」と、体当たりで仕事をしました。
最初は、全国47都道府県の「その土地らしいもの」のリサーチです。
伝統工芸の展示場に足を伸ばし、郷土料理の本や地場産業の企業HPを読みあさり、
作り手の方に直接お話を伺って、188点の出展品を決めていきました。
001〜047と都道府県ごとにファイル番号をふって資料を整理します。d47あるあるです。
出展品が決まると、今度は実際の交渉に入ります。
学生の私は、人生で初めて会社に電話をかけました。
たどたどしい敬語を、「リラックス!」と笑って和らげてくださる酒蔵の方や、
パッケージデザインにこめた想いを語ってくださるデザイナーの方。
ものづくりの裏側にいる「ひと」に出会えました。
物産展がはじまった日。
自分が提案させて頂いた器や日用品が、ギャラリーの照明の下に並んでいます。
たくさんの人の顔が浮かびました。
出展者の方々、笑顔でアドバイスをくれた上司。
日本中にいる、お世話になった方への感謝で泣きそうでした。いや、泣きました。
メモを取る人、感想を言い合う人、多くの人が思い思いに展示を眺めている景色に、
「私でも少しだけ、その土地の魅力を伝えられた。」と、
皆さんと一緒に展示に関わることができた、嬉しい実感を噛み締めています。
10月19日の最終日まで少しありますので、ぜひお越しください!
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d47 MUSEUM 花上 愛祐美